2009年05月10日

熱血教職員列伝No.2「就職は『できますか?』じゃないっ」編

さて、昨日浜松の出張から戻ってきて、
明日は、朝ちょっとだけ大学によって、そのまま岡山2daysの主張に出る編集長。

今日は、大阪港のギャラリーcasoへ、鈴鹿芳康先生の展覧会を観に行ってきました。

今日車を運転しながら、高校時代の音楽の授業で、
使っていた教科書にあったスピッツの「空も飛べるはず」や「ロビンソン」が口をついて出てきました。

「へぇ、そんな歌まで高校の音楽の教科書にあるんだー」

って、うちの職場ではきっと言っているに違いない。


フッ、世代が違うのですよ。

……と、いつものように、どさくさに紛れておいてと。


さて、ブログ3rdシーズンを迎えるにあたっての始めた新企画、
題して「熱血教職員列伝!」
(プロレスや格闘技みたいな汗臭い感じですな)

京都造形芸術大学の他の教職員にも、皆さんにもっと親近感を持ってもらおうと思いました。

記念すべき第1回目、3月2日の記事を書いて以降、すっかり忘れていた……

わけではなく、他に書くことがたくさんあったので。
(と言っても、今日は書くことがないからではありません。)

ということで、今日は第2回目。

学生の就職や進学を支援している、キャリアデザインセンターの和田さんを紹介!

編集長「新年度の学生募集も始まって、また全国の高校生や受験生と会う日々が始まりました。やっぱりみんなが不安に思っているのは、『芸大に行って就職できますか?』ってことなんですよね。そのあたり、学生の就職支援をしていてどうお感じですか?」

和田さん「やはり出ますか……『芸大に行って就職できますか?』という質問。ただ、その不安や危機感を、学生生活の中で忘れる学生が結構いるんですよね」

編集長「そうなんです。みんな、高校生や受験生のとき、私たちと話したときそうやって聞いているのに、入学したら、そのこと忘れてしまうんですね笑」

和田さん「そうそう。そして、進路について決断しないといけない時期に、なかなか動かないという状態になるんです」

編集長「動かない状態?」

和田さん「やはり、就職については、全国の採用活動が早期化しているので、就職をするのか、大学院に進学をするのか、はたまた制作を続けていくのか、そういう決断を自分の中でしっかりとして、自ら動くことが大切です」

編集長「大学生になっても、いつもこのブログで書いているみたいに、情報収集→編集が大切ですよね」

和田さん「そうです。いくら大学側で就職支援の講座を開いたり、学内企業説明会を用意しても、学生自身が自分の将来について真剣に考えて、自ら動かないことにはどうすることもできないんですね。だから、学生たちには、しっかりと自ら動いてほしいと思っています」

編集長「動く学生と、なかなか動かない学生で、就職の内定をもらえる時期や数もやはり変わってきますか?」

和田さん「もちろん、そうです。いくら学生時代に良い作品を作ってがんばっていても、待っていて企業が採用をしてくれるわけではありません。たくさんの波が来ている時期(企業の採用活動ピーク)に、しっかりと波をとらえようとしないことには、波が過ぎた後でいくら必死にバタついても、もう波は来ないのと同じです。特に、昨年の景気動向から、以前までは多かった秋口の採用が減っているので」

編集長「入学前の高校生や受験生と会って話をすると、彼らが置かれている状況が少なからず影響していると思うんです。それは、『芸大に行っても就職が厳しいんじゃ』というイメージ。それは、高校の先生も保護者の皆さんもきっとそう思っているので、受験生もそのイメージ(偏見)に晒されて、いつしかそれに染まっていくんですね。そして、いざ芸大生になっても、『どうせ芸大に行っても就職は厳しいから、仕方ない』という逃げ道になっているのでは?って思うんです」

和田さん「そうですね。なかなか就職や進路が決まらない学生の特徴は、『別に期待していない』という最初からネガティブな意識を持っていたり、逆に『最後はなんとかなるんじゃないか』という、何の裏付けもないところから動かなかったりするんです。そして、窓口に来ても『就職できますか?』って聞くんです。それだと決まらない。『就職できますか?』ではなく、『就職するんだ!』という主体性を持たないとダメです」

編集長「なるほど。ブログを読んでいる、高校生や受験生に伝えたいことはありますか?」

和田さん「そうですね。まずは、高校で学んでいる国語や英語、その他の教科の学習をしっかりとしてください。いざ就職の段階になると、必ずその問題に直面します。高校・受験時代の積み重ねは、以外にしっかりと残るものなのです。それから、『就職できますか?』ではなく、『就職するんだ』という気持ちを持って、さらに、その不安を入学してからもしっかりと持ち続けてください。京都造形芸術大学は、社会とつながるリアルワークプロジェクトなど、勝負できる素材が山ほどあります。でも、動かない限りは、それは力を発揮しないので。とにかくその不安を忘れず、動くということですね」


学生と真剣に向き合うからこその厳しい言葉もたくさん出るのは、どの教職員も同じなんですね。

3月に行った、新4年生向けの就職合宿では、深夜まで、学生の履歴書の添削をしたり、その他にも、学生をなんとかしようといろいろな取り組みをしています。


高校生・受験生のみんなも、「芸大に行って就職できるんですか?」ではなく、
「芸大に行って、就職をするんだ!」という強い意志を持って、
そして、そのために必要な情報収集→編集をして、とにかく在学中にしっかり動くことです!

京都造形芸術大学には、それができる場所がたくさんあるので。

でも、場所があっても、そこで動くのは、私たちではないということ。
そう、学生たち、みんななのです。

あとは、いつも書いているみたいに、国語や英語など、高校での学習をちゃんとしなきゃね!

■今日の熱血語録
「『就職できますか?』という学生に就職できる学生はいない!『就職するんだ!』という強い意志を持つこと」

投稿者:入学広報課 吉田

2009年03月02日

熱血教職員列伝!No.1「大変だと言っていたら、何も変わらない!」編

2月末で、丸2年を迎えた、京都造形芸術大学ブログ。

編集長の思うままに、好き勝手にやっているように思われますが、
実は、ちゃんと、新入生のアンケートを読み、
希望や意見など、反映させるべき点は、しっかりと反映させています。
(もちろん、何から何まで反映させていると、逆に何が狙いがわからなくなるので、それはしませんが)

意外に、周りの意見や反応を、心の奥ですごく気にするタイプなのです・・・・・・


「いつも元気な編集長が、時折見せるそういう部分にキュンっ」


って、読んでいる読者がキュンキュンしますように・・・・・・

そんなわけで、3rdシーズンに突入した、京都造形芸術大学ブログ。
「改善していくこと」を忘れずに、新しい展開を用意していこうと思うのです。


そこで、新入生のアンケートを見ていて感じたのですが、

「吉田さんが、私たちのことをすごく思ってくれているのが伝わります」
「編集長の厳しい言葉で、いつも自分を奮い立たせています」
「吉田さんの想いが、とにかく熱いっ!それに胸打たれています」
「編集長が、ステキすぎるっ!」

という意見が多いこと、多いこと。

えっ?嘘くさいって?

(小さい声で)「違う、違う。あのね、これ、学内へのアピール」

(天の声)「そのアンケート見せてくれる?」

(編集長)「いや、今集計中でして。集計し終わるのは、入学式後しばらく経ってですね。それまでは、集計ミス等あっては困りますので、全部集計してからお見せします(それまでに、上のようなことを集計結果に書き足しておいてと・・・・・・)」


相変わらず、いつもの脱線です。

上に書いたことは、アンケートを読んでいる私の目には、
そう書かれてあったように見えるので(書いてなくても)仕方ない。

ただ、親近感を持ってくれていることは確かだったので、
3rdシーズンを迎えるにあたっての新企画は、
もっと他の教職員にも、みんなに親近感を持ってもらおうと思いました。

それは、うちの大学に対する印象で、
「京都造形芸大は、先生も学生も熱いっ!」という意見が多かったのです。

そんなわけで、熱い京都造形芸術大学ブログの新企画、

題して「熱血教職員列伝!」
(プロレスや格闘技みたいな汗臭い感じですな)

記念すべき第一回目は、2月27日の記事の反響が大きいキャラクターデザイン学科から。
090302nekketsu1.JPG
古賀俊輔先生(左)と、事務担当の深谷さん(右)

編集長「今度、『熱血教職員列伝』って企画やるんですよ。その第一号です」

古賀先生「なんでも、No.1って言うのは、気持ちいいですからね」

話は、当然、全国のテレビ、ネット、新聞のほとんどのメディアで取り上げられた、
「キャラディのジョークな毎日」に。
(詳しい内容は、2月27日の記事を見てくださいね)

編集長「すごい反響ですけど、365日って、正直大変ですよね」

古賀先生「いやー、もっと余裕で行けるかなって思ってたんですけど、予想以上にこれが大変で(笑)。もう、キャラクターデザイン学科の先生は、皆意識が朦朧としていますけどね(笑)。その学生と教員の間を上手くフォローしてくれている深谷さんの力も大きいですよ」

編集長「そりゃ、朦朧としますよね・・・・・・毎日、遅くまで実習棟の灯りがついていますからね。深谷さんは、何が一番苦労されているところですか?」

深谷さん「そうですね。学生のケアですね。実際にみんな『将来こうなりたい!』と思って入学してきて、目の前に、その大きなチャンスがあっても、それがどれだけ大きなことなのかが、まだいまいちピンと来ていないんですね。だから、1年という長い期間なので、その中で、この取組の持つ意味をくり返し伝えたり、とにかくモチベーションを維持してもらうサポートができればと思っています」

編集長「そうですよね。あまりに満たされすぎると、目の前の大きなチャンスですら、『どこにでも転がっているような』ことに思えてしまうんですよね。そんなチャンス、社会に出たら、なかなかないのに。それを飛躍の機会にできるかどうかで、チャンスを活かせる人と、そうでない人に分かれるのに。それに、早く学生も気がついてくれるといいですね」

090302nekketsu2.JPG
編集長「古賀先生、今回365日にしようと思ったのはなぜなんですか?」

古賀先生「従来、テレビで土日も含めて、週7日間、年間52週放送の番組って、ニュースか天気予報ぐらいしかないんですよ。その常識を破りたいなと。月曜日から金曜日の5日だけなら、まぁあるだろうと。でも、週7日、年間365日って、ないでしょ?そこにこそ、学生が挑戦する意味があるんですよ」

編集長「でも、その分、苦労は計り知れないですね・・・・・・テレビ局(東・名・阪ネット6)、インターネット(BIGLOBE)やビデオメーカーと、よくその仕組みが出来ましたね」

古賀先生「これまでにない、その『仕組み』を作ることにこそ意味があるんです。これまで、学生のインターンシップって、プロの作品に学生が参加するのが普通でしょ?でも、それじゃ新しくない。『学科プロジェクト』に、テレビ局・配信会社・ビデオメーカー、安田美沙子さんが賛同して行うということに意味があるんです。いわば、『学生支援アニメーション』!そうすると皆、「でも、大変ですよね?」って言うんです。でも、大変大変と言っていても、何も変わらない。」

編集長「やっぱり、先生はアツイです!そうなんですよね。仕事をしていても、『もっとこうしたい、こうあるべきだ』というときって、やっぱり『改善』や『新しい仕組みづくり』が必要ですよね。でも、実際はなかなか変わらない。なぜかと言うと、皆、『だって、今の仕組みを変えると大変だから』って。大変だから、面倒だから変えないって、それって、目的ではなくて、自分の目の前にあることしか見えていないんですよね。『できない理由』を議論するのは時間の無駄で、それをする暇があるなら、『できる方法』を議論すべきだと私も思っています」

古賀先生「そうなんですよ。とにかく、大変だと言っていても何も変わらない。それから、外にいたんじゃ何もできないんですよね。よく、外から意見を言って何とかなると思う人もいるけど、外からは何もコントロールできない。だから、僕もどっぷりとこの学科とこのプロジェクトの中に浸っているんです」

編集長「それでは、最後に一言ずつお願いします」

古賀先生「今、うちの学科は、本当に全ての先生と深谷さんや岡本さんがいて、全てのパートを担える人が揃っています。このチームだからこそ、できることがある。だから、誰か一人でも倒れたりして、そのパートを喪うと、それだけで全て崩壊してしまうんです。キャラクターデザイン学科は、今そんなチームですね。だからこそ、大変だけど、とにかく面白いことをやろう!面白いと思ってやれることが一番です!」

深谷さん「本当に、このプロジェクトやこの学科に携わることができて、良かったと思っています。先生方の大変さに比べたらまだまだですが、私も今は学生と一緒になって楽しんでやっています」


話をしている間に、ここでは書ききれないぐらい、このプロジェクトを成功させるための歩みが出てきました。

「良い作品を作っていれば、いつか誰かが気がついて、世に出してもらえるって芸大生は皆思っています。でも、それは幻想です。自分の作った作品をどうやって、多くの人に見てもらうか。見てもらったら、もちろん厳しい意見もあります。それでも、自分の作品をどうやって社会に出していくのか、僕の仕事はそうやって、実際に自分の姿で見せることでしか教えられないんです」

と古賀俊輔先生。

「やる気のある優秀な学生にどんどん集まってもらえる学科にしたい。そうすれば、面白いことがもっとできるから」と、笑顔でおっしゃっていました。

そして、学科の先生方がいつも、
「うちのバランスを取ってくれるのは、深谷さんなんです。学生に僕達が厳しく接したら、深谷さんがちゃんとフォローしてくれる。その気遣いがあるからこそ、僕達は思い切ってやれるんですよね」とおっしゃるぐらい信頼されている深谷さん。

実に、アツイっ!

■今日の熱血語録
「大変だと言っていたら、何も変わらない!」
「とにかく、面白いことをやることが一番!」

投稿者:入学広報課 吉田

今年度最後の入学試験、一般後期入学試験の出願締切は、明日3月3日消印有効!

2008年01月28日

卒業生の活躍~神風動画~

昨日の記事で、広告代理店3社の皆さんをお招きしたプレゼンバトルを紹介しました。
その際もそうでしたが、お会いする企業のかたに、
「京都造形芸大さん、気になる取組をいつもしていますよね」とおっしゃっていただけることはうれしい限りです。

といっても、そんな京都造形芸術大学は、まだまだ新しい大学なのです。

1977年 京都芸術短期大学を開学。
1991年 京都造形芸術大学を開学。
1998年 通信教育部を芸術大学で初めて開設。
2000年 短期大学と大学を統合し、現在の京都造形芸術大学へ。

と、短期大学から数えて30年の大学なんです。

まだまだ新しい大学だからこそ、いつも社会・芸術・教育に対して「問題意識」を持ち続けて、立ち止まることなく、たくさんの取り組みをしていかなければいけないと考えています。


とはいえ、「新しい大学でも、卒業生ではどんな方がいらっしゃるんですか?」という質問はよくいただくので、このブログでも紹介していこうと思います。

第1回目は、プレゼンバトルの日にも取材を受けに来てくださった、
情報デザイン学科2期生の水崎淳平さん。

水崎さんは、現在神風動画(かみかぜどうが)代表取締役社長をお務めです。

その水崎さんが、オープニング映像を担当された日清カップヌードルFREEDOMのCMでは、同じく卒業生の森田修平さんが監督をされています。

そのほかには、これ。

ZOOZOO
小林涼子 市川由衣 鈴木かすみ

東映ビデオ 2005-08-05

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この乙一さん原作の映画「ZOO」の中で、「陽だまりの詩」の監督もなされています。

そんな活躍をされている水崎さんの動画インタビューは、
京都造形芸術大学WEBサイトの「KUAD-TV」でお伝えする予定です。

投稿者:入学広報課 吉田

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