こんばんは。
編集長です。
今朝、夜中にくしゃみをして目が覚めた瞬間、鼻からタラーっと何かが流れ出る気配を感じて、ハッと起きました。
鼻血が大量に出ました……
編集長は、鼻炎持ちで、小さいころからよく鼻血を出していたので、
鼻血が出たときに、どうすれば止まるかはよく知ったもの。
(昔は、鼻血が出ると、先生やおじさんが、首の後ろをおもっきりトントン手刀で叩いていたものですが、あれはやっちゃダメなのです)
夜中に鼻血はすぐに止まったものの、
鼻の粘膜が弱って、血管が切れているから鼻血が出るわけです。
だから、一時止まったものの、いつまた切れてもおかしくない状態。
つまり、「その不安」を抱えて、大学で仕事をするというのは、ドキドキするものなのです。
というのも、今は、舞台芸術学科の卒業公演など、学生の取組がたくさん行われているのね。
編集長も、できる限りそれらを観に行くようにしているのです。
ここでね、もしその舞台を見ている途中で、鼻血をタラーっと出している編集長がいたら……。
それを見た、9割ぐらいの人は、
「編集長、何をいやらしいことを考えているんですか!」
と冷ややかな目をするに違いないわけで。
「鼻血を出す=いやらしいことを考えている」
という公式は、鼻血をあまり出したことのない人の迷信です。
(そして、なぜかものすごい浸透力)
そうやって、「鼻血がまた出ないか」と別のドキドキを抱えながら学生の公演を観ている編集長なのです。
さて、そんな編集長は、今日は、ヤノベケンジ先生がディレクターを務める、ULTRA FACTORYの後期プロジェクトの募集説明会に参加してきました。
京都造形芸術大学が誇る、このULTRA FACTORY。
全ての学科、学年の学生が使用できる共通工房であるのみならず、
(もちろん、危険な機材も使うので、ライセンス講習を受けてからね)
世界で活躍する様々なアーティストと一緒に制作できる、ULTRA PROJECTがあります。
世界を探しても、それができる大学はそうないはず。
今回も3つのビッグプロジェクトの募集が始まりました。

まずは、これ。
ウルトラプロジェクト第一弾!あの怒涛のプロジェクトが再び!
「パパ・タラフマラ凱旋公演プロジェクト」
ディレクター:ヤノベケンジ
昨年(2008年)の6月に始まった、ULTRA FACTORY。
その記念すべき第一回目のプロジェクトが、この劇団「パパ・タラフマラ」の舞台美術を制作するプロジェクトでした。
その「パパ・タラフマラ」の公演、『ガリバー&スゥイフト』が、
来年1月30日、学内にある京都芸術劇場春秋座に、舞台美術を制作した京都造形芸術大学に凱旋します。
その凱旋公演に向けて、昨年制作した舞台装置の修復を行い、
新たな舞台装置1体を制作する短期プロジェクトを実施。
ヤノベケンジ先生の指導のもと、これからアメリカ全土や海外への公演に旅立つ舞台美術を手がけたい学生は、ぜひチャレンジを!
申込締切:12月4日(金)(もちろん、本学の学生のみの募集です)
続いて、2つ目の募集。
京都発、世界へ。人と情報が行き交うクリエイティブ・プラットフォームの設立。
「ULTRA×KNA」
ディレクター:名和晃平
すでに海外でも評価が高く、
これからさらなる活躍を期待されている日本人アーティストと言えば、必ず名前が挙がる、名和晃平先生。
もちろん、京都造形芸術大学の先生でもあるのですが、
その名和晃平先生が、今年から実施しているのが、このプロジェクト。
その3期生の募集。
Kohei Nawa Art(=KNA/名和晃平のオフィス兼プロダクションチーム)の移転を進めているスタジオの建築リノベーション。
アーティストが作品を生み出す場を、自分たちの手で作っていく。
その過程を通して、モノづくりの場を自らが整備していくことを学ぶことができます。
さらに、名和晃平先生が、「僕の持っている全てのノウハウを伝える」とまで言う、
作品制作のプロセスをトータルに経験することができるプロジェクトです。
しかも、立体造形コースの学生に限定されているわけではなく、
「目的意識というやる気」があれば、学科・学年を問わないプロジェクト。
これは、意識が高い学生が参加すれば、必ず力がつきます!
申込締切:12月14日(月)(もちろん、本学の学生のみの募集です)
そして、3つめのプロジェクトは、こちら!
世界初!搭乗可能な二足歩行ロボットを制作!
「二足歩行ロボット『チョロボ』プロジェクト」
高橋智隆(監修)×ウルトラファクトリー・テクニカルスタッフ

あのPanasonicのグランドキャニオンを登るロボットのCMでおなじみの「エボルタ」の制作者、高橋智隆さん。

説明会では、そのエボルタを持ってきてくださり、
ひもを登るエボルタの実演。
これって、バーチャル世代のみんなには、
「これって何がすごいの?普通にできるんじゃないの?」
と思うかもしれないけど、
工学的には、本当にすごいことなのです。
さらには、ギネスにも載っているロボット、

ROPIDの紹介も。
この小型ロボットROPIDは、何がすごいかと言うと、ジャンプが世界記録を持っているんですね。
これは、上のサイトから、動画を見てもらうとわかるのですが、
職場で、みんなで見たら、誰の口からも「すごい!」と歓声が上がるほど。
高橋智隆さんの仕事の数々は、ROBOGARAGEのWEBサイトから
そのロボットクリエーター・高橋智隆氏を監修に迎えて、
実際に搭乗可能な二足歩行ロボットを制作します。
わかります?
「実際に搭乗が可能な」です。
つまり、人が乗って走ることができる二足歩行のロボットを作ろう!という、夢のようなプロジェクト。
高橋氏によるレクチャーを通して、ロボットの設計、デザインから制作までをトータルに行います。
また、ドキュメント制作班(写真・映像での記録)も合わせて募集します。
それを、2台制作し、あるイベントで、競争させようとしているのです。
申込締切:12月2日(水)(もちろん、本学の学生のみの募集です)
詳細を知りたい学生は、ウルトラファクトリーに直接行ってください。
そして、編集長が今日言いたいことは、別にあってね。
これが、今日のその説明会の会場の写真。

何を感じますか?
そう、全然学生が集まっていないということ。
関係者を除けば、参加学生の数は、17名前後という感じでした。
編集長は、会場に着くなり、そのことに愕然としました。
(それは、ヤノベ先生も同じだったようです)
ブログで、良いことばかり書くのは、うそっぽいので、
今日は、また「説教くさく」なります。
学生に言いたいこと。
「チャンスは待っている者には訪れない。誰も与えてくれない。
手を伸ばそうと絶えず機会を窺っている者、チャンスを渇望している者にのみ訪れる」
ということをもう一度、改めて考えてみよう。
「社会に出たら、チャンスがたくさんある」と思っているかもしれないけど、
はっきり言って、社会に出て目の前にチャンスボールが来ることなんて、ほとんどないと思ってもいい。
もちろん、「手を伸ばそうと絶えず機会を窺っている」人には、チャンスが来るかもしれないけどね。
これは、京都造形芸術大学の抱える自己矛盾なのです。
在学中に、チャンスが多すぎるということ。
チャンスの多さに関して言えば、
京都造形芸術大学は、間違いなく日本で一番チャンスの多い大学です。
これは、質・量を並べる機会があれば、間違いなく日本で一番機会に恵まれている大学だと自信を持って言えます。
(それは、他の大学の人にもよくそう言われるので)
社会とつながるプロジェクト、
アートオークション、
ウルトラ・ファクトリー、
京都芸術劇場で行われる様々な公演、
秋元康副学長率いる社会芸術総合研究所、
世界アーティストサミットをはじめとする数多くの取組、
各学科で行われる膨大の数の特別授業
…………
このチャンスは、みんなに平等に目の前に提供されているわけです。
手を伸ばすか、伸ばさないかの差が、そこにあるだけで。
でも、今日の説明会のように、最近、学生が動かない。
「あれがしたい、これがしたい。大学に入ったら、こういうことってできますか?」
入学する前に、会うみんなは一様にそうやって言うのです。
でも、入学してきたら、多くの子は、そんなことを忘れてしまう。
もちろん、それは学生のせいだけではありません。
担当する各セクションが、もっと学生に直接語りかけないと伝わらないことを理解しなきゃダメ。
学生も教職員も、「良いことやったら、人が集まる」という盲信から脱却しなきゃいけないのです。
良いことやっても、伝える努力をしなきゃ人は集まらない。
それを、私たちが反省する一方で、
それでも、学生たちには、
目の前のチャンスを見送ることがどれだけ自分の可能性を限定しているかを考えてほしいと願うのです。
高校生や受験生のみんなには、
会うたびに、京都造形芸術大学の上のような様々なチャンスの話をします。
すると、みんなが聞くことは、
「でもこれって、希望者が多すぎてダメってことが多いんじゃないですか?」
ということ。
今日の参加者、17名。
これが、今の現実です。
だから、入学することで満足して、
合格してから気が抜けている人がいたら……
わかるよね?
「合格すること」が目的ではなく、「入ってから何をするか」が大切。
今気を抜いていると、それを取り戻すのはそう簡単なことじゃないからね。
というわけで、本日も「説教くさく」なった編集長がお送りしました。
投稿者:入学広報課 吉田