2008年11月18日

レコメンデーションNo.18

風邪が流行っています。

学内にいるネコたちも、風邪をひいているみたいです。

京都市内は、急に寒くなったのからか、
校舎の陰の風が当らない場所で震えています(私ではなく、ネコが)

元気なさそうに震えていたかと思うと、

クシュっん!

とかわいいくしゃみをしていました。

かわいそうに・・・・・・と思うのですが、
編集長は2年ぐらい前から、どうやらネコアレルギーになってしまったようなのです。

「京造ブログ看板犬」のリュウちゃんは、平気なのですが、
ネコは好きでも、触ると目が痒くなったり、鼻水が止まらなくなるのです。

なので、いつも残念ながら、学内にいるネコたちを遠くから見守っています。

さてさて、昨日の記事で、先日行われたアートオークションに対して感じたことを、ちょっと厳しく書きました。

それは、何もアートオークションに限ったことではなく、
このブログでもいつも言っていますが、

「もっと、情報収集をした上で、自分がどう考え、何を選択するかを考えよう!」
ということが言いたかったのです。

インターネット網が整備され、膨大なWEBサイトが出来て以降、
私たちの周りの情報量は、急激に増加しました。

その情報量が増えた分だけ、判断材料が増え、正確な選択ができ(つまり賢くなる)ても、おかしくはないはずです。

しかし、実際はそうではありませんよね?

情報量が増え、判断材料も増えすぎたために、
逆に思考が停止しがちになっていると言われているからです。

そんな時代だからこそ、自分から積極的に情報を収集し、アングルを変えて物事を捉え、
自分なりにその情報を編集して使っていく必要があると思っています。

本来、アートやデザインの世界を目指す、芸大生や受験生は、それをもっと意識できないといけないと思うのです。

だから、京都造形芸術大学ブログでは、

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、「レコメンデーション」をお送りしています。

さて、昨日のアートオークションの記事がらみで、今日はこの本を紹介。

現代アートバブル (光文社新書 369)現代アートバブル (光文社新書 369)
吉井仁実

光文社 2008-09-17
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本のタイトルは、「現代アートバブル」となっているので、
一点の作品に数十億の値がつけられるような現在のアートマーケットに対して批判的な見方をしている書籍のように思われますが、実際はそうではありません。

この本を書かれているのは、現代美術ギャラリーhiromiyoshiiを運営されている吉井仁実さん。

国内外のアーティストを扱い、海外のアートフェアにも参加している著者ならではの視点で、アートマーケットの現状を語られています。

アートのマーケットについて勉強したい人には、概要をつかむには良い一冊だと思います。

とにかく、いろいろと勉強をしよう!

そして、その上で、自分が何をどう選択するかを考えてみよう!

「知らない」ということが、どれだけのチャンスを失っているのかそのリスクを知ろう!

合格したからと言って安心して気を抜きすぎている受験生はいないかな?

気を抜きすぎると、いざっていうときに力を発揮できなくなるぞ!

投稿者:入学広報課 吉田

2008年10月31日

レコメンデーションNo.18

10月も今日で終わり。

最近、急に肌寒くなって・・・・・・と思っていたら、11月なのでそりゃ当たり前ですよね。

秋といえば、

「芸術の秋」(これは、仕事なので、年がら年中だし)

「スポーツの秋」(これは、「学科対抗ソフトボール大会」をやったからヨシとして)

「食欲の秋」(これは、秋だけじゃなくて、いつもなので別にヨシ)

といろいろありますが、

10月27日から11月9日まで、「読書週間」なんですよね。

きっとそのこともほとんど知られていない(知っていても情報が受け流されている)と思うのですが・・・・・・


この「○○週間」って、
「○○のことを年に一回ぐらいは意識して、大切にしようよ」って啓蒙活動のためなんでしょうけど、
これだけ情報が多くなるからこそ、それを強く意識させるのは難しいのです。

たとえば、「愛鳥週間」って言われても、「えっ?いつだっけ?」ってなりますよね。
(小中学校で、ポスターを描いたとしても)

「交通安全週間」なんて、自治体ごとに違うので、「春の」とか「秋の」とかいろいろありますよね。
(で、いつもより意地○な取締りが増えるだけで。「だったらいつもやればいいじゃん」みたいな細かいチェックとかね)

とはいっても、読書にしても、交通安全や動物を大切にすることにしても、すごく大切なことなのです。

それを社会にどう浸透させるかを考え、その仕組みを提案することも、芸術を学んだ人に出来ることです。

単に「カタチを作ることだけが芸術ではない」ので、そこを高校生や受験生のみんなは意識しましょうね。


さて、いつもみたいに前フリが長くなったところで・・・・・・

「読書の秋」といって、10月27日から11月9日まで「読書週間」にしても、

日本全国の高校生の半数以上が、「一ヶ月に一冊も本を読まない」んだか。

もう、致命的ですね、こりゃ。

そんな危機感を、ずっと持っていたので、
「京都造形芸術大学ブログ」では、そんな当たり前のことでもあえて、

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉に、「レコメンデーション」をやってきました。

一緒に仕事をさせていただく社会で活躍しているクリエイターの皆さんは、
気がつくと、本を取り出して読書をしています。

知識欲が衰えるということがないんですね、きっと。

社会で活躍している人が、どんどん知識を吸収して、前に(上に)進んでいるのに、
それを後から追いかけて、追い越そうとしている「若い私達の世代」が、本を読まなくなっているというのは、本当に致命的です。
(と自分もシレっと「若い世代」に入れる)

高校生・受験生のみんな、そしてうちの学生も、
「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」です。

さてさて、今日は、この本を紹介。

デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術
矢野 りん

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50の切り口で、物事を違った視点から捉えるヒントを与えてくれます。

しかも、これ読んでみるとわかるんですが、「注釈」がすごく多いんです。

だから、読んでいても、あっちこっちに目が行って、
本文を読んでいるのか、注釈を読んでいるのかわからなくなります。

でも、その注釈の情報量が本当に多いので、
「へぇ、そういうことなんだ」と新しい発見もたくさんあります。

本文→注釈→本文→注釈→注釈・・・
と繰り返し読むことができる本かもしれません。

各テーマに合わせて描かれたイラストも、その章のポイントを「クスッと」笑わせながら気づかてくれる内容で面白い。

オススメです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年10月15日

レコメンデーションNo.17

今、京都造形芸術大学の教職員の一部で、流行しているものがあります。


筋肉痛です・・・・・・。

月曜日の学科対抗ソフトボール大会の影響ですな。

まぁ、「一番動きが若い」と言われた編集長は、昨日も筋トレしましたけどね。
(痛む背中をおして・・・・・・筋肉痛じゃないか!)

結果はどうだったか?

学生広報スタッフの企画なので、彼らが書くまでは待とうかなと思って、
わざと書いていません。
もうちょっとだけお待ちくださいね。

さてさて、今日は、空間演出デザイン学科の椿昇先生と一緒に、
京都市内の高校へ講演へ。
081015tsubaki1.JPG
椿先生の話は、いつ聞いても、本当に面白くてためになります。

今日の話は、椿先生の大学時代から、アーティストとして活動してきた経緯を、
作品に隠されたコンセプトや裏話も交えて行われました。

これが、実に面白い!

約2時間の講演で、高校生のみんなも何度も大笑い。

それでいて、そのユーモアある話の中に、
すごく考えさせられる話があって、本当に勉強になります。

081015tsubaki2.JPG

「キレイごと」だけでなく、何度もお金の話や、社会の影に隠されたいろいろな話まで。

高校の現場では、ふさわしい話題ではないという意見もあるかもしれませんが、
そこに触れずに曖昧にするのではなく、
あえて鋭い視点を打ち込むところが、アーティスト椿昇先生の魅力なのです。

日本人として、「日本品質」をもう一度見直し、
モノづくりに携わることを自信を持って続けていこうというメッセージが送られました。

椿先生の話を聞くと、「もっと勉強(情報収集→編集)しなきゃ」と思います。

そんなわけで、今日の話を受けて、この一冊を。

日本消滅‐IT貧困大国・再生の手だて (祥伝社新書124) (祥伝社新書 124)日本消滅‐IT貧困大国・再生の手だて (祥伝社新書124) (祥伝社新書 124)
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おススメです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年09月08日

レコメンデーションNo.16

今日はお休みをいただいて、病院に行ってきました。

ここ数日の経過を見て、
どうやら、あまり心配はないようで、しばらく様子を見ることに。
(ちょっとひと安心)

ただ、「様子を見ている間は、暴飲暴食はしないようにしてくださいね」と言われました。

それじゃ、仕事になりませんっ!(何のだ)

心配ないとわかれば、「ほらねぇ、大丈夫なのですよ、やっぱり」と開き直って、
映画を観に行き、本屋で本を大量に買い込み、お休みを満喫するのでした。

今日買った本の中の一冊で、
8月のオープンキャンパスにもお越しいただいた茂木健一郎先生のこの本

ひらめきの導火線 (PHP新書 544)ひらめきの導火線 (PHP新書 544)
茂木 健一郎

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これは、おススメですね。

先日の、「秋期コミュニケーション入学・プレゼンテーション入学相談会」でも受験生からの質問で
「考えていても、なかなか良いアイディアが出ない」という質問がありました。

これには、編集長、結構良いヒントを言ったのです(自画自賛)。

聞きたかったでしょ?
あの場にいた人はラッキーだなぁ。人生が変わったなぁ、きっと(再び、自画自賛)。

そういった「アイディアやひらめきがなかなか出ない」という悩みは、
受験生からも在学生からも聞きます。

この本には、そのヒントが書かれています。

コミュニケーション入学やプレゼンテーション入学を受ける皆さんにはおススメです。

「日本人には創造性が乏しい」
「日本人には個性がない」
「日本人は模倣はうまいが、独創に欠ける」
とこれまでに多くの日本人が言われてきたこれらの言葉を、悪しき「物語(フィクション)」と言い、本当はそうではないことを論じています。(P1)

本書のなかで、茂木先生は、
「ひらめきとは、前頭葉の意欲と、側頭葉の経験のかけ算である。」
「創造性を高めたければ、意欲と経験を結ぶ回路がうまくつながるようにすればいい。」
「その回路は、日々使えば使うほど太くなり、創造性は増強されていく。反対に、ごくたまにしか使わないと回路は細ってしまう。」
「習慣化によって、だれもがひらめきの力を高めることができるのだ。」(いずれもP57)
と書かれています。

つまり、ひらめきは特別な人の才能ではないということ。

また、
「絶えずやること、続けることは重要である。」
「『毎日やる』という習慣化、日常化が、創造性を自分のものとする最善の方法だ。」(いずれもP60)
とも。

そう、「徹底的に考える」ということを、特別なものではなく、「習慣化・日常化すること」が大切なんですね。

このブログで書いていることが、結構書かれているのです(三度自画自賛)。

ということは、
このブログを読んでいれば、かなり力がつくということだな・・・・・・。


また、組織での仕事の仕方についても、参考になる点がすごく多い本です。

「アイデアが出ない」と悩む受験生の皆さん、
「夏期コミュニケーション入学」に合格して、「やる気に満ちている」(はず)のみんなにも、
また、うちの職場の皆にも、
おススメの一冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年08月16日

レコメンデーションNo.15

京都は浴衣を着た人でいっぱいです。

今日は、昨日の記事でも書いた京都五山の送り火の日ですからね。

うちの大学から送り火が見られることを知っている皆さんが、
大学にたくさんお越しになっていらっしゃいましたが、残念ながら今日は関係者限定・・・・・・

本当にたくさんの皆さん、ごめんなさい。

開放したいのはヤマヤマなのですが、そうすると本当に事故が起こる可能性もあるので。
うちの大学は、瓜生山という山に位置していますから、階段も多いでしょ?
階段でたくさんの人が将棋倒しに・・・・・・ということがあってはいけないのです。

ということは、京都造形芸術大学に入学すればいいのです・・・・・・
(と今日もまた書いておいて)

さて、そんな大学では今日、京都芸術劇場春秋座で、映画上映がありました。

『山桜』という映画です。

春秋座では、こうやって映画も観られるのです。

皆さんも入学したら、ぜひここでたくさんの舞台公演や多くの作品に触れてください。
(在学生のみんなもそうです!目の前にあるチャンスをみすみす見過ごすのは愚行です)

さてさて、「芸大生こそ(をめざす人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています。
レコメンデーション

北京オリンピックや高校野球で盛り上がっているこの夏。

というわけで、今日はこの一冊。

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野村 克也

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ご存知、東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督の本です。

「野球は頭のスポーツである」(p174)と「考える野球」を信念にもつ野村監督の言葉は、本当に参考になる点が多いのです(特に、指導者や教育者には参考になる点が多いですね)。

こう言うと、「私がやりたいのは芸術だから、スポーツは関係ないし」という子もいるんですが・・・・・・

それは違うのです!
「一見関係ないと思われるものから、共通する部分をいかに見つけられるか?」という考え方を持てるかどうかが重要です。

この本の中で、野村監督は、言葉を獲得するために「読書を奨励」しています。
「現役時代に名選手であればあるほど、言葉を無視しがちだ。自分自身が感覚で理解し、できてしまったからである。だが、そうしたものは一般の選手には伝わりにくい。きちんと理屈や理論を言葉で示してやらなければ、理解してもらえないのだ」(p182)

これはきっと、芸大生も耳が痛いはず(だから、このレコメンデーションで「読書のススメ」をしているんですけどね)。

そのほかにも、
「伸び悩んでいる選手はほとんどが『いわれなき自己限定』をしている。『自分はこれで精一杯だ』『自分の力はもはやここまでだ』と考えている。(p39)

これが、高校生の皆さんも大学生も本当に多いのです。
「自己限定」。自分で限界を設定してしまうと、叶う夢もかなうわけがないのです。

また、組織づくりについては、
「組織づくりで、最初に私が行うことは何か。それは『意識改革』である。『考え方が変われば行動が変わる』」。(p42)

「これは野球にかぎったことではないはずだ。」(p43)と野村監督がおっしゃる通りです。

また、技術力などの「有形の力」には限界があるとし、
「無形の力」(例として、分析・観察・洞察・判断・記憶)を養うことの重要性についても説いています。

いつも言っているように、「考えることがいかに重要か」ということが本当によくわかる一冊です。

野村監督と言うと、スポーツニュースで「今日のボヤキ」コーナーがあったりするので、
高校生・受験生の皆さんは、「あんなに面白くなさそうにボヤかれたらイヤだ」と思っているかもしれませんね。

でも、私はちょっと違った見方をしています。

あれも、野村監督の戦略なのだ、と。

「どちらかと言えばまだ弱小球団の楽天にメディアの注目を集めるには?」という狙いもきっとあるはずです。

野村監督は、選手への愛情がすごく多いと私は思っています。
それは、本の中の一節にも表れています。

「どうやって人を再生させるのですか」
よくそう訊かれる。すると、私はいつもこう答える。
「その選手に対する愛、そして情熱です」
そう、再生の根底にあるのは、愛情なのである。
(p136)


なるほど、「受験生と在学生愛にあふれている編集長」と同じなわけだ・・・・・・
(結局、いつもそれで終わるのです)

投稿者:入学広報課 吉田

2008年08月12日

レコメンデーションNo.14

毎日、「暑い」とか「夏休みですね」とか言っていたら・・・・・・

もう8月中旬に突入しているんですね・・・・・・・

京都は、今週の16日「五山の送り火」です。
大学からもそのうち4つ見えるのです。
(開放するとたくさんの皆さんがいらっしゃるので、大学関係者に限らせていただいておりますので、ご了承ください)

この五山の送り火が終わると、「もう夏もそろそろ終わりだなぁ・・・・・・・」と思うのです。

他の大学さんとお話していると、
この時期、どこの大学の皆さんもお盆休みを兼ねた、
「夏期一斉休業期間」に入っていて、大学もお休みなんですって。

えっ?何が言いたいって?

京都造形芸術大学は、夏休みもなくがんばっております。
大学見学もメールや電話での問い合わせも対応しております。
暑さに負けず、在学生と受験生のために、汗を流しております。

えっ?何かイラヤシイって?

本当だから、いいんだもーん。
(本当は、夏休みがうらやましいだけだったりする。)

というわけで、この時期も大学見学を受け付けているので、ぜひお越しください。
(事前の連絡をいただけると助かります。)

ただ、この時期に「授業をしている様子を見せてください。」というのは、ムチャです。
(イメージしてください。皆さんが夏休みということは、大学生も夏休みです。)


さて、夏休みだからといって、ボーっと過ごしていてはいけませんよ。

受験生の皆さんは、この時期の積み重ねが、必ず後で効いてきます。

ただ、「時間がいくらでもあるような気がする」という錯覚に陥らないように。

毎日、「今日は、これを目標にしよう!」と、ひとつひとつ「目標設定」をしてください。
漠然とデッサンをしたり、国語や英語の勉強をしても、遠回りになるおそれも。

ゴールから逆算して、「今日は何をすべきか?」を意識できれば、必ず前へ進めます。
がんばってね。

さて、夏期コミュニケーション入学で出願可をもらったみんなも、気を抜かないように。

何度もここで言っているけど、「大学に合格することが目的ではない」のです。

「大学に入ってから何をするか?」
「卒業して社会に出て何をするか?」
が皆さんの目的のはず。

だから、今ボーっとしていたらダメだよ。

この時期こそ、時間を大切にして、いろいろな力をつけておきましょう。

たとえば、「意識してモノを見る」とか、「デッサンや基礎造形の力をつける」でも良いと思います。

あと、やっておいてほしいのは、「本を読むこと」

受験生のみんなも、目的を明確にしたり、モチベーションを維持するために、本を読む時間をあえて取ることもきっと意味があります。

そんな、みんなにおススメの本。今日はこの2冊です。

デザインのたくらみデザインのたくらみ
坂井 直樹

トランスワールドジャパン 2005-12
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デザインの深読みデザインの深読み
日塔 なつ美

トランスワールドジャパン 2007-12
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坂井直樹さんの「デザインのたくらみ」と「デザインの深読み」。

社会にある数多くの対象をあげて、それについて坂井さんの考えが語られています。
1テーマ、見開きで完結しているので、まず読みやすい。
そして、対象が幅広いので、デザインについて考える視点がきっと身につく本です。

おススメです!

投稿者:入学広報課 吉田

2008年06月29日

レコメンデーションNo.13

空間演出デザイン学科の椿昇先生と、九州に行ってきたのですが、
移動している間も、

本当にずーーーーーーーーーーーーーっと、

アートやデザインの置かれている状況
日本の教育の現状とその問題
日本の社会の現状とその問題
世界の問題をいかに解決すべきか
その中で、芸術大学は何をすべきか

などをずっと話していました。

椿先生ともそうなのですが、うちの大学は職員同士もそういう風な話をしていて、
その様子を偶然見かけた他大学の方には、
「京都造形芸大さん、移動の間もずっと真面目な話をしていますよね。信じられない」
とよく言われます。

でも、特にそれが何か大変なことをしているという感じでもないのです。

京都造形芸術大学は、本当に社会の様々な問題に対して、何ができるのかを絶えず考えています。

社会を観察し、問題点を発見し、どうすればそれが解決できるのかを形や仕組みで提案するのがデザインですから。

だから、
「かわいいものを作るのがデザインでしょ?」
みたいな考えは、デザインでも何でもないですからね。

問題点を解決する提案として、その結果がかわいい物なら話は別ですが、
大体は、問題解決の視点を飛ばして、形だけを意識してしまいがちなのです。

また、そうやってずっといろいろな問題を考えたり、話あったりしていると、
「そうやって、ずっと考えてたらしんどいだけで、そういうやり方っていい仕事できない(とか作品作れない)でしょ?」
って言う人や学生もいます。

onとoffを切り替える。
仕事とプライベートを大切にする

ということの大切さは、もちろん、わかっています。

でも、大概そういうこと言う学生や人に限って、
そのことを抗弁の材料に、制作や勉強、仕事をそんなにしていなかったりするものです。

他の誰よりも制作や仕事を全力でやっている人が、
「onとoffを切り替えないとね」というのはカッコいいですけどね。

だから、何事も中途半端ではなく、全力でやることが先だということに、
高校生の皆さんや学生は気づいてほしいと願います。

そうやって、誰よりも真剣にずーーーーっと考えているときに、
全然別のことをしていると、フッと新しいアイデアが浮かんできたり、答えが出たりするものです。

だから、移動の間でも、食事のときでも、
誰よりも真剣に、アートやデザインのこと、教育のこと・・・・・・を考えたり、話をしたいと思っているのです。

(そして、ブログでは、ア○なことを書いて、バランスをとるのです)

そんな椿先生が今高校生に薦めているのが、この本。

高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) (祥伝社新書)高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) (祥伝社新書)
佐久 協

祥伝社 2006-06-27
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私も早速昨日買って読みました。

孔子は今から約2,500年前の人ですが、
今も昔も、本質は何も変わらないということですね。

全てが、今の時代にも同じように示唆に富んだアドバイスになっています。

「論語」というと、難しく思うかもしれませんが、オススメです。

私も小学生のときに、意味はあまりよくわかっていないながらも、いくつかの論語を暗誦していました。
すると、それから12年ぐらい経った今でも(またいつもように年齢をごまかす)、
時折その言葉がフッと出てくるのです。

アート・デザインで世界と勝負しようと思ったら、
様々な知識(雑学)をつけておかないと、勝負になりませんよ!

そうやって何度言っても、
「いやぁ、芸術やスポーツは、感性や才能でしょ?」とかいうトンチンカンが山ほどいるのですが、
そんな人には、この本を。

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
中村 俊輔

幻冬舎 2008-05
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日本を代表するサッカー選手、中村俊輔選手の本です。

「察知力」というタイトルで、「おっ!」と思ったのですが予想通り。

世界で通用する選手が、「考えて取組んでいる」ことがわかります。

人より身体が小さく、足も遅いと中村選手は言います。

その中村選手が、世界で勝負するには?と常に考えながら取組んでいる様子を理解すれば、
「感性や才能でしょ」という漠然とした言葉で語るのがいかに薄っぺらいかわかるはずです。

そうです。だから芸大生(やそれを目指す高校生や受験生)こそ、読書をしよう!なのです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年05月18日

レコメンデーションNo.12

えっ?もし、6億円当たったら?
(なんて不毛な会話だ・・・・・・)

そのときは、「吉田奨学金」を作って、学生のために使います。
そんな学生想いな私がお送りしています。
(「ウソつけっ!」って言われてもねぇ、本当だから仕方ないのです)

さて、「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、姉妹校の東北芸術工科大学の副学長でもある、
宮島達男先生のこの一冊。

宮島達男 Art in You宮島達男 Art in You
宮島 達男

エスクアイア マガジン ジャパン 2008-04-22

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「Art in You」~うちなるアートを発見する5つのステップと題して、
第1章「Contact/出会う」
第2章「Introspection/自己を見つめる」
第3章「Symbiosis/共に生きる」
第4章「Death/死を想う」
第5章「Future/未来を信じる」
の5つの章に分かれて語られています。

そして、宮島先生が伝えたいもう一つのこと。

それは、Peace in Art.

平和はアートの中にある。

本学で、2年に一度開催している世界アーティストサミット
その議長も務められている宮島先生の想いが伝わる一冊です。

これから芸術大学を目指す皆さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年05月11日

レコメンデーションNo.11

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

さて、合同説明会が始まって、関西はもちろん、全国を飛び回る時間が増えてきました。

「おいしいものが食べられていいですよね」と、言われるのですが・・・・・・

・・・・・・甘いですな。
乗り物の移動って、意外にこれが疲れるんですよ。
皆さんも、旅行に行くと、行き帰りに移動が結構身体にくるでしょ?
特に人が多いと、疲れるんですよ。

でも、移動時間が増えると、ゆっくりと本を読むことができるので、それはそれで良し。

さて、ここしばらく説明会の合間にでも読もうと昨日本を買い込みました。
順次紹介していきます。

今日は、この一冊。

案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」
山本 高史

インプレスジャパン 2008-03-28

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著者は、クリエイティブ・ディレクターの山本高史さん。

広告の世界で仕事をしてこられた視点で、示唆に富んだアドバイスが多く書かれています。
芸大生(それを目指す高校生も)には、参考になる点がきっと多いはず。

「・・・・・・つまり、芸術も選ばれてナンボ」(p32)
「また、『どう言うか』は、『何を言うか』に先んじてはならず、まず伝えたいことの中身を明確にせよ・・・・・・」(p47)
「問題は、『主観は、偏見に過ぎない』という事実」(p56)
「『無知の知』とは、痛い言葉だ。彼はとにかく、知らないことを知るところから、始めなければならない。」(p57)

と、ちょっとだけ気になったところを抜粋しましたが、
著者が、広告代理店に勤務したての若い頃に、失敗したことを振り返ってのアドバイスは、芸大生が本当によく陥りがちな状況を的確についています。

ぜひ、読んでみてください。

さて、なぜ、私がこんな風に「本を読もう」と言っているかと言うと・・・・・・

その理由は、これまでも「レコメンデーション」で書いてきましたが、
仕事柄、いろいろな人と一緒にお仕事をする機会があります。
その中で感じていることの一つ。

「社会で活躍している人(そして、その人たちは本当に皆忙しい)は、本当によく本を読んでいる」ということ。

移動時間や空いた時間などを見つけては、本を取り出して読書をしています。

上で紹介した本にも書いてありますが、「経験」ということを考えたとき、
自身で出来る経験だけでなく、本を読むことも、ひとつの「経験」です。

そんな、「本当によく本を読んでいる」と私が思う一人が、空間演出デザイン学科の椿昇先生

椿先生、4月26日に開館した青森県の十和田市現代美術館に、作品「aTTA」が展示されています。

青森県の皆さんや、近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年04月18日

レコメンデーションNo.10

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

と言いながら、3月末からずっとバタバタしていて、いつもより本を読む機会が減ってしまいました。

実は、理由はそれだけではなく・・・・・・

あることがきっかけで、しばらく活字から離れたかっただけなのです。
ここ数週間は、2日~3日に一度ものすごい量の活字に触れることに。

「なぜ、そんなにも?」と思った方は、4月27日(日)のオープンキャンパスにお越しいただくと、そのナゾがわかります。
(と、しっかりとオープンキャンパスの宣伝をしておいて・・・・・・)

「活字は活字でも、違うものを読めば、気分も変わるのでは?」と思って、
書店に行って、まず目に留まったのがこれ。

現代アートビジネス (アスキー新書 61)現代アートビジネス (アスキー新書 61)
小山 登美夫

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日本を代表するギャラリーに一つ、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫さんが、現代アートに関わる、ギャラリスト、アーティスト、コレクター、そして社会・経済全体のあり方に触れています。

「アートはお金にならない」とか、「漠然とした将来の不安」とか
日本の芸大生や美大生の多くは、そういう想いを抱えているはず。

自分なりに、日本や世界のアートの状況を「情報収集・編集」して、その上で、そういう想いを抱くのならまだしも、
大概は「周りが皆そう言っているから・・・・・」ってことが多いんですよね。

まさに、「イメージで語っている」

殻に籠って、情報を遮断して、いろんなことに気付かないようにして。
「だから、仕方ないよね。」って、狭い範囲で慰めあう。

というのは、ナシ!です。

この本では、現代アートのマーケットの状況や今後の在り方などが非常にわかりやすく書かれているので、おススメです。


せっかくなので、以前読んだ本も合わせて紹介しておきます。

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか
ハンス アビング 山本和弘

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「金と芸術~なぜアーティストは貧乏なのか」

ものすごく、ドキっ!とするタイトルでしょ?

アートのマーケットが日本よりも活況と言われる海外で、どのように考えられているのか気になったので買った本です。

芸術家とそれを取り巻く経済の状況など、興味深い部分がたくさんあります。

視点が違うと、いろいろな意見があるものです。
だから、読書も、いろいろな考え方あるのだから、全部鵜呑みにする必要はないのです。
「こういう考え方もあるんだな」と思うだけでもね。

これも一つの「対話」です。

投稿者:入学広報課 吉田

(よし、ときには真面目なことを書かないと、「アイツは食べ物の話とふざけた話しかしない」と言われてしまうからね・・・・・・)

2008年02月12日

レコメンデーションNo.9

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

大学3年生は、すでに就職活動が本格的に始まっているというのは、
このブログでも何度も紹介しています。

きっと今頃みんな「なぜもっと本を読んでおかなかったのかな」と後悔していると思うんですよね。

「なぜ」って?

就職活動の一番最初の関門は、ほとんど「書類選考」だからです。

そこでは、志望動機や、学生時代に取り組んだこと、自分の性格について、影響を受けたもの・・・・・・など、企業によって、質問は異なりますが、「与えられた質問に文章で答える」ことが求められるのです。

面接であれば、表情や相槌などで補完することもまだ可能ですが、
書類選考は、出されたものがすべて。
そこで、相手に伝えられなければ終わってしまうのです。

文章が書けるようになるには、インプットとアウトプットが必要です。
アウトプットが、文章の書き方を学んで、書く練習をすることであれば、
インプットは、たくさんの文章に触れて、自分の中にそのリズムや書き方を取り入れること
だと思います。

昨日行われた神戸での説明会でもそうでしたが、
「勉強が苦手なんで、芸大・美大なら大丈夫かなと思って」という高校生が結構います。

たしかに入試という手段だけに着目すれば、AO入試や、推薦や一般入試も実技だけでも受験が可能ですので、それでも大丈夫です。
でも、数年先に、避けてきたものが目の前に壁となって現れますよ。

だからこそ、入試という手段の問題はここでは置いておいて、
「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
と繰り返し言っているのです。

習慣や価値観を変えるということは、そんなに易しいものではないとわかっているので、繰り返し言い続けようと思うのでした・・・・・・。

さて、そんなわけで、9回目の今回は、千住博学長の本が上梓されましたので、それを紹介。

美術の核心 (文春新書 614)美術の核心 (文春新書 614)
千住 博

文藝春秋 2008-01
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印象派やルネッサンス、浮世絵、水墨画をはじめ、マンガ、仏像、伊能図、そして現代アートまで。23のテーマに分けて、わかりやすく美術について書かれています。
大学入学を目前にした受験生や高校生の皆さんにも、とてもわかりやすく読める一冊なので、入門書にしてはいかがでしょう。

せっかくなので、これまでに千住博学長が出された本を合わせて紹介しておきます。

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)
千住 博

光文社 2004-05-15
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美は時を超える 千住博の美術の授業 (光文社新書)美は時を超える 千住博の美術の授業 (光文社新書)
千住 博

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ニューヨーク美術案内 (光文社新書)ニューヨーク美術案内 (光文社新書)
千住 博

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ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)
千住 博

朝日新聞社 2006-10
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投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月31日

レコメンデーションNo.8

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

これまでのレコメンデーションでも、読書のススメをしてきましたが・・・・・・
これは、高校生や受験生の皆さん、そして本学の学生にも「考える力」を身につける一つの手段として、読書をしては?という提案なのです。

以前にもこのブログで紹介しましたが、ある新聞に、全国の大学生にアンケートを取った記事が載っていました。
そこには、「全国の大学生の75%が、『一から十まで全部先生に教えてほしい』と考えている」という内容が。

私は、衝撃的な記事だと思ったのですが、もしかすると、
「えっ?何が問題なの?」と思われる皆さんもいるかもしれないですね。

でも、これって、かなり危険なんですよ。

もちろん、「教わる」というのはすごく大切なことなのです。
しかし、きちんと意識をして気をつけないと、「教えてもらわないと何もできない」という危険すらはらんでいるわけです。

基礎や基本を徹底的に教わることは重要です。
絶対的な量の基本の反復を繰り返して、あるとき「質を変化させる」。
そこからの飛躍に必要なのは、自分で「考えること」なのです。

読書を通して、そこに書かれていることを、著者と自分との距離を近づけたり、少し距離を置いてみたり。そうやって、自分の中で考える訓練をしてほしいと思っています。

今日のおススメはこの4冊。

「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)
高城 剛

宝島社 2007-06
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空間演出デザイン学科の椿昇先生も薦めるこの1冊。
これからの世界の動きを考えたとき、日本人はこのまま自分の国の価値観だけにとらわれて「ひきこもって」いて、良いのか?を考えさせられる1冊です。
大学に進学した先には、この社会が待っています。

そう考えると、気になったのでこれを読みました。

「今のBRICs」がわかる本―ブラジルロシアインド中国 “世界のこれから”は、この4カ国が握っている! (知的生きかた文庫 た 49-1)「今のBRICs」がわかる本―ブラジルロシアインド中国 “世界のこれから”は、この4カ国が握っている! (知的生きかた文庫 た 49-1)
財部 誠一

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「BRICs:ブリックス」という言葉を聞いたことがありますか?
Brazil:ブラジル
Russia:ロシア
India:インド
China:中国
s:など
世界の国際ビジネスは、今後数十年でこの4カ国の急激な発展で変化していくと言われています。
日本がひきこもっている間に、国際社会の中で「かつての経済大国」への道を歩んでいるのです。
たとえば昨日のニュースでも中国の食品の問題ばかりが取り上げられますが、イメージでなく、これらの4カ国や世界の動きをもっと情報収集しておく必要があるのかもしれません。

特に、アートやデザインの世界で勝負したいと思っている人は、
ライバルは日本の中だけにいるわけでないということです。

そしたら、もうちょっと気になったので、この本を読みました。

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
スカイライト コンサルティング

英治出版 2005-09-01
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出版されたのが、数年前なので、状況はこの本の内容よりはまた一段と変化していると思いますが、ニューマーケットを知るには参考になる一冊です。

世界を見てから、日本の動きが気になったので、これを。

マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学
藤巻 健史

光文社 2007-07
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世界経済を見た時に、日本経済が、これからどう動いていくかが書かれています。

芸大生も、政治や経済をもっと学んでみるの良いかもしれません。

と、このように、本を読むと、「あれはどうなんだろう?」と次の疑問や知的欲求が湧いてきます。
それをどんどん広げていってください。


なぜ、こうやっていろいろ言うかというと、
最近、すでに合格している皆さんからもよく問い合わせをいただくのです。

「今何をしたら良いですか?」という質問。

うーん・・・・・・(冒頭に戻って)。
「今自分は何をすべきか?」は、まず自分で考えてみてほしいんだけどな・・・・・・

と思うのですが、シルク・タッチ吉田は、優しい言葉でアドバイスをするのです。
(「シルクタッチ?」先日ある学校の先生に私を形容する言葉として言われました。「いやぁ、吉田さん、なんというか、優しいというか、シルクタッチですね」と。まぁ、事実だから仕方ない・・・・・・)

その優しいアドバイスは、また後日。

投稿者:入学広報課 吉田

学内で、「あの本どうなの?」とは聞かれないのに、
先日の「気なっています」の記事で紹介したSOSORO(ソーソーロ)は「あれってホントはどうなの?」質問ばかりされます・・・・・・。
私の広告マンとしてのセンスがなせる業だから、仕方ないか・・・・・・。

2008年01月23日

レコメンデーションNo.7

雪もちらつく1月も下旬の京都。後期の授業も残りわずかです。
大学では、合評期間といって、各学科の授業の成果を発表する合評を学科・学年を超えて公開する取組を行っています。

さて、そんな中、本日K高校の2年生の皆さんが、大学見学と高大連携の授業に来てくださいました。

本日の授業のテーマは、「ヌード・クロッキー」

高校の授業では、生徒同士で人物のクロッキーは出来ても、
モデルさんを呼んでのデッサンや、ヌードの授業はなかなか難しいですよね。
そこで、11月から始めたクロッキーの授業の集大成として、今日の授業になりました。
080123b.JPG
モデルさんのポーズとポーズの間の休憩中の様子です。
(ポーズ中は、当然写真撮影はできませんからね。)

今日は、クロッキーの授業だったので、
20分(2ポーズ)→10分休憩→20分(2ポーズ)→10分休憩→20分(4ポーズ)という流れで進みました。
モデルさんを描いたことがない皆さんからはよく、
「何時間もずっと同じポーズって大変ですよね」と聴かれることもあります。
実際は、そんなことはなく、休憩しながら行うのです。

だから、ポーズの間の集中力と言ったら、みんなすごかったですね。
10分や5分ごとにポーズが変わるその間に描いていくので、時間を追うごとに皆の集中力が高まっていく様子が伝わってきました。

こういうトレーニングって、すごく意味があるなと改めて実感。
社会全体に、情報が多くなればなるほど、集中するのが難しくなっていますからね。
080123a.JPG
休憩時間の短い間を利用した、木村克朗 美術工芸学科長と、川村悦子先生によるレクチャーの様子。
トイレに行くことも忘れて、皆さん熱心に聞いていました。


仕事を終えて家に帰ると、ちょうどテレビで、

世界バリバリ★バリューが放送中。

今日のテーマは、「三兄弟物語」。
というわけで、千住博 本学学長、千住明さん、千住真理子さんの、「千住3兄弟」の特集が放映されていました。

日本画家の長男・千住博 学長
作曲家の次男・千住明さん
ヴァイオリニストの長女・千住真理子さん

世界で活躍する3兄弟を育てた教育の秘密が・・・・・・

ちょうど良いタイミングなので。
1年前に買った本で、いつかこのブログでも紹介しよう思っていたこの一冊。

千住家の教育白書 (新潮文庫)千住家の教育白書 (新潮文庫)
千住 文子

新潮社 2005-09
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千住博学長のお母様が書かれた本です。

千住鎮雄さん・文子さんご夫妻が、のちに世界で活躍する3人の兄弟を育てた教育の様子について書かれています。

芸術家を育てる過程での、いくつかの言葉は参考になる点も多い一冊です。

このブログを楽しみにしてくださっている、受験生の保護者の皆さん、ぜひご覧ください。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月16日

レコメンデーションNo.6

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

6回目の今日は、いつもと趣向を変えて小説を紹介。

今週末読んだ数冊の中から、この2冊を紹介します。
特に、意味があって手に取ったわけでなかったのですが、読んでみたらこれがなかなか。

まずは、これ。

閉鎖病棟 (新潮文庫)閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木 蓬生

新潮社 1997-05
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精神科医でもある作者による小説。
精神科を舞台に物語は展開されます。

読後は、何とも言えない爽やかさが吹き抜け、心がほんのり温まる一冊です。
とにかく最後まで読み進めてみてください。

続いてはこれ。

床下仙人 (祥伝社文庫)床下仙人 (祥伝社文庫)
原 宏一

祥伝社 2001-01

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「新奇想小説」と銘打たれた、全5編の短編集。
ユーモアに溢れながらも、悲哀を感じさせられ、現在の社会を鋭く風刺している、考えさせられる一冊です。
今から7年前に書かれていることを思うと、当時から的確に2008年の現在の社会の問題を捉えているのに驚かされます。
「派遣社長」という話では、物語の舞台がデザイン会社。
デザインの世界に対する風刺も織り交ぜられており、芸大・美大を目指す人には興味深い内容かもしれません。
内容が難しく感じられたかもしれませんが、読みやすい一冊なので、ご安心を。

これまでテキスト的な本を紹介することが多かったのですが、今回は小説を紹介してみました。
週末読書をしながら思ったのは、
「小説は、他の人の世界を一緒に旅して時間を共有することができるもの」だということ。
一冊読み終えたとき、物語の中で登場人物の時間を1年、10年、50年と一緒に旅している。
でも、時計を見ると自分の時間は、1時間~2時間しか経っていないと、どこか得した気分がするんですよね。

アートの世界も、デザインの世界も、そうやって自分だけの時間ではなく、人の時間も共有することから見つかるものもきっと多いと思います。
ねっ?「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」でしょ?

投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月11日

レコメンデーションNo.5

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、大学入試センター利用入試一般前期入試も、間近に迫っているので、この2冊を紹介しましょう。

まずは、茂木健一郎 客員教授のこの1冊。

脳を活かす勉強法脳を活かす勉強法
茂木 健一郎

PHP研究所 2007-12-04
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タイトルだけ見ると、一見「勉強法