2010年02月15日

レコメンデーションNo.37

「なんでこんなに一段一段なんだろう」

バンクーバー五輪での上村愛子選手のこの言葉が、強く印象に残っています。

こんばんは。
編集長です。

名古屋→東京→横浜の出張を終えて、京都に戻ってきました。

長野7位→ソルトレイク6位→トリノ5位、そしてバンクーバーで4位。

テレビの前でメダルを期待して観ている私たちは、
スポーツだからどこかで結果を求めて見てしまいます。

でも、最初に書いた上村選手の一言は、
努力を続けるトップレベルの選手ならではの、深い重みのある言葉だなと胸に響くものがありました。

4度のオリンピックの期間、それまでの数えきれない時間を、
そこに立つためのトレーニングに充て続けられる精神力に本当に頭が下がる想いです。

それができるからこそ、世界で活躍できる選手であり、
その過程の中で、多くの人に感動を与えられるんだと思います。

編集長が、スポーツを例に挙げるのも、
多くの物事には共通項がたくさんあると思うからです。

アートやデザインを目指す、このブログを読んでくれているみんなは、
自分も同じようにできるかどうか、自分自身に問いかけてみてください。

どこか、「一足飛びの飛躍」を求めてしまっていませんか?

高校生だった18歳の長野五輪から、30歳で迎えたバンクーバー五輪。

大学の4年間を3回半過ごすのと同じだけの時間。
そこに打ち込み、できる限りのありとあらゆる努力の積み重ねを続けられる姿勢。

みんなが今抱いている夢を叶える方法は
きっとそこにヒントがあるはずです。

「一足飛び」ではなく、「なんでこんなに」というぐらい「一段一段」の夢への道が。

それを頭のどこかにしまって、入学してきてください。


さて、今回出張の移動中に読んでいた本を今日は紹介。

芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介しています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、この一冊。

旅をする木 (文春文庫)旅をする木 (文春文庫)

文藝春秋 1999-03
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1978年にアラスカに向かい、そこに根を下ろし、そしてその自然の中で亡くなった、故星野道夫氏の一冊。

33篇で綴る、様々な自然や人との出会い、そして別れ。

そこに記されている時間の流れの静かさと穏やかさに、
日々全国を慌ただしく飛び回る自分を取り巻く時間との対比を強く感じる一冊でした。

たくさんの情報にさらされ、慌ただしく過ごす毎日の中で、
何かに追われているような切迫感や焦り。

そういうものに対して、「自然の中で生かされている」ということを気づかせてくれます。

本の表題にもなっている「旅をする木」のエピソードを語る一篇は、
まさに、そんな時間の流れを感じさせてくれます。

アラスカの厳しくも優しい自然の中で過ごす時間を捉えた言葉の数々。

手が届きそうな天上の輝きを捉えて、
「無数の星々がそれぞれの光年を放つなら、夜空を見上げて星を仰ぐとは、気の遠くなるような宇宙の歴史を一瞬にして眺めていること。が、言葉でわかっても、その意味を本当に理解することはできず、私たちはただ何かにひれ伏すしかない」(P114)

アンデス山脈への考古学発掘調査に出かけて探検隊の引用の中で、
どうしてもその場所から動こうとしないシェルバのストライキで彼らが言った言葉。

「私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです」(P42)


そんなアラスカの雪景色を想像しながら、
バンクーバーの上村選手の言葉を重ねて、編集長の目に留まったのは、

「結果が、最初の思惑通りにならなくても、そこで過ごした時間は確実に存在する。そして、最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまった、かけがえのないその時間である」(P231)

そんないろいろな言葉に、自分の過ごす現在と言う時間について、
出張中、少し立ち止まって考えるきっかけをくれた一冊です。

読書をするというのは、限られた自分の経験では得られない、他の人の時間をいただくことなんだと思うのです。

だから、「芸大生こそ、読書をしよう!」と思うのです。

投稿者:入学広報課 吉田

2010年01月21日

レコメンデーションNo.36

こんばんは。
編集長です。

今日は、大阪の高校へ。

話が終わった後、一人の男の子がやってきて、

「感動しました。途中で涙が出そうになったぐらいです。
なんかうれしかったです。こんなに人の幸せを考えられる人がいるなんて」

と言われました。

最近は、男の子にも人気のある編集長です。

でも、こうやって伝えたいメッセージが届くとうれしいですね。

編集長は、このブログでときどき(しょっちゅうか)説教くさくなるけど、
一番強い想いは、高校生や受験生、そして学生のみんなが、自分の夢を信じることができるように応援したいという気持ちです。

一人一人がそうやって、自分の夢を本当に信じることができれば、きっと幸せな気持ちで毎日を過ごすことができる。

そんな人が社会に対してよい影響を与えながら、よりよくなっていけばといつも思っています。

だからこそ、もっとがんばらねば!

明日も大阪へ。
そして、土曜日は広島、日曜日は香川県へ。

ちょっとだけ風邪気味で身体がだるいので、こじらせないように気をつけねば。

さて、大学3年生は、もう就職活動もピークに!

高校生のみんなは以外に思うかもしれないけど、4年生ではなく、3年生の秋から本格化するのよ。

そんなみんなも、大学に入る前に知っておくと、何を4年間ですべきかがわかるかもしれません。

そんな一冊を紹介。

就活って何だ―人事部長から学生へ (文春新書)就活って何だ―人事部長から学生へ (文春新書)

文藝春秋 2009-09
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日本の有名企業の人事担当者が、採用のときに何を見ているのかがよくわかります。

そして、皆同じことを言っている。

つまり、共通項が非常に多いということ。

それに芸術大学の学生も気づく必要があります。

芸大生だから、就職できないという偏見にいつの間にか毒されないように。

人事部長が求めているものは、芸大生にだって十分身につけられること。

編集長から言わせれば、芸大生のほうが有利だと思うことも。

でも、「芸大生は就職厳しいからなぁ」と、大学に入る前からずっと言われ続けていると、いつしかそれを自分も言い訳にしてしまう。

これから入学するみんなは、その偏見に毒されないようにね。

投稿者:入学広報課 吉田

2010年01月12日

レコメンデーションNo.35

こんばんは。
編集長です。

編集長は、最近よく考えることがあります。

それは、今の学生も含めた若い子たちに(そうはいっても、いい年した大人も同じだけど)、メンタルの悩みを抱える子が多いことについて。

もちろん、それはいろいろな原因が複合的に絡まっているんだと思うけど、
編集長が、一つの大きな原因ではと強く思っていることがあります。

それは、「脳と身体感覚のバランスが崩れているからでは?」ということ。

今の社会は、「情報過多社会」。

実際に自分の身体を動かさなくても、頭の中である程度の結果を予測して、シミュレーションできたりします。

それは、いつしか、「経験したつもり」になっている。

しかし、実際に身体を動かしてみると、
体力が続かなかったり、集中力が途切れたり、頭でイメージしているようにうまくはいかない。

その脳と身体感覚のバランスが崩れていることが、
メンタルに影響を及ぼす大きな問題だと考えているのです。

そういう思いもあって、昨年から学科対抗ソフトボール大会を企画して、学生に身体を動かす企画を与えたいと思っているのです。

「自分が楽しみたいだけだろう」と思われていたりするんだけど、
実は、すごく考えているのよ。
(もちろん、自分も一番楽しみたいんだけどね)

だから、他にも余裕があったら、「ナイトハイク」を企画して、
ただただ延々と、夜通し歩き続ける企画をやりたいなと思っていたりします。

これは、編集長も実際に高校の時に経験したんだけど、
「足が棒になる」って表現は、本当に言い得て妙です。

最初は会話が弾むんだけど、数時間経つと、いつしか言葉も出なくなります。

そして、一歩一歩進める歩みとともに、自分の中で対話をするんですね。

あのときに得た身体感覚が、今でも財産になっているのです。


さて、そう思っていると、
先日、大学パンフレットや、オープンキャンパスの案内を一緒に作ってくれている、
「いろは出版株式会社」(本学の卒業生が作っている若くて元気の良い会社です)のIさんと、シロくま先生から薦めてもらったのが、今回おススメする1本。

哀川翔 俺たちのキャンプ [DVD]哀川翔 俺たちのキャンプ [DVD]

ポニーキャニオン 2009-12-16
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哀川翔さんが仲間たち100人と行う、大人の本気のキャンプの様子をまとめたDVDです。

2家族から始まったキャンプが6年目を迎え、
全国から集まった仲間が大人とこども合わせて100人。

そんなみんなが、2泊3日で本気のキャンプに取り組む様子を観ることができます。

DVDの構成自体は、もう少し面白くできた気がします。
(それが、かなり残念なんだけど……)

でも、妙に気分が盛り上がって、元気が出る1本です。

哀川翔さんが、とにかく良いのよ。

とにかく、悪く言えば「大人げない」ぐらい、「限界まで挑戦」する姿勢

でも、編集長は、その姿勢がすごく良いなと共感しました。

哀川翔さんは、

「おやじとして教えなくちゃいけない3つの遊び。キャンプ、野球、釣り」

と言って、こどもたちに負けて悔しがるぐらい、夢中になって楽しんでいます。

それは、
「みんなを楽しませるには、自分が楽しくなきゃ」

「大人が本気で遊ぶ姿を見て、子供も仲間に入りたいと思う」

という思いがあってのこと。

これは、編集長もいつも同じように考えているので、共感。

編集長も、例えばみんなをもてなすときも(イベントなんかでね)、もてなす気持ちを持ちながら、でも、自分が楽しくなきゃとも思っています。

「21世紀になって、太陽に負けたことがない」

と言い、3時まで遊んでいても、5時前に起きてくる哀川翔さん。

さらに、「ごみを跨いだ奴は、半○し」と言って、ごみを出さないポリシーがそこにあります。


全体を見て感じたのは、そこに愛があるんです。

家族や周りの仲間、そしてこどもたち、環境に対する「愛」。

それがあるからこそ、自分が一番楽しんでいるはずなのに、周りのみんなが幸せになっていく。

おススメの1本です。

よしっ!

4月に新入生が入学して、「第4期学生広報スタッフ」が決まったら
いきなり、キャンプに言って、「学生広報スタッフとは」と言う熱い話をしよう!

と思う編集長なのでした。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年11月29日

レコメンデーションNo.34

こんばんは。
編集長です。

今日は、内藤大助選手と、亀田興毅選手のWBCフライ級タイトルマッチが行われましたね。

この試合は、2年前の弟大毅選手とのあの試合以来、
因縁の試合、運命の試合だと言われてきたので、
「内藤派」と「亀田派」に分かれて、いろいろと語られていました。

編集長は、スポーツ自体が好きなので、
どちらを応援するということではなく、この試合を楽しんで見ていました。

きっと、タイプの違う2人で、個性が強い2人だからこそ、
いろいろと言われることも多いのでしょう。

ただ、そのときに注意して見ないといけないのは、
メディアの情報は、当然「編集」されているということ。

「編集者の視点」で、「視聴者にどう思わせたいか」を考えて編集されているわけです。

だから、アート・デザインの世界を目指すみんなは、
こんなときでも、「本当にそうなの?」とちゃんと考えながら見る必要があるのです。

たとえば、よく言われる、
「亀田選手のあの傲慢な態度や発言は、ちょっと……ボクサーなら、試合や練習で見せるべき」
という意見。

でも、1日に8時間以上トレーニングしている映像の全てを見せることなんてあまりない。

視聴者を煽るには、あの「傲慢に見える発言」のその一部分だけを、切り取ってつなげていけば、そう思えてしまうのです。

「本当はどうなんだろう?」と、
ちょっとでも立ち止まって自分で考えることが大切なんです。


さてさて、だからこそ、このブログでも、
芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介している、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」
をお送りしています。

読書をするときも、そこに書かれてあることを鵜呑みにするだけでなく、
「こういう意見もあるのか。それって、本当にそうなんだろうか」
と立ち止まりながら、考えることも大切なんですね。


さて、編集長が、先週出会って読んだ本は、この本。

世界を変えるお金の使い方世界を変えるお金の使い方

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100円で何ができるか?
500円で何ができるか?
1,000円で何ができるか?
などなど、お金と世界の問題との関係を、すごくわかりやすく書かれてあります。


たとえば、100円あれば。

「内モンゴルのホルチン砂漠植えるポプラの苗木が10本買えます。
水を与え、大切に育てれば、それはやがて10mのポプラ並木へと変わります」(P15)

「20年以上も続いた紛争によって教育そのものが大きなダメージを受けたアフガニスタンの子ども5人に、国語や算数の教科書を提供できます」(P18)

など、世界の抱える問題を知るだけでなく、
その問題を解決する手段の一つとして、わかりやすい金額でそれを提示しています。

ただ、読めば読むほど、それを理解する自分と、その行動に対する矛盾について考え悩むことになるのも事実。

「頭でわかっているけど、この本を買うのに1,200円。
喉が渇いてお茶を買えば150円。
わかっているのに、この行動のギャップは何だろう……
矛盾しているじゃないか……」

と自分でいろいろと葛藤があるわけです。

でも、ここで自分なりに考えた答えは、

「知ったからこそ、考え、そして、悩む。
でも知らなかったら、それを疑問に思うこともなく、意識して行動をすることもなかった。
矛盾する行動を選択することもあるけど、その意識の差が、やがて行動を変えることになるのかもしれない」

ということです。

このことが重要なんですね。

先日、アートオークションの企画を観に来てくれた高校生の子が、
「知れば知るほど、わからなくなって、困惑しています」
とメールをくれました。

でも、それは上に書いたことと同じなのね。

知らなかったら、悩みもしない。

でも、知ると、わかるからこそ、悩むことも増える。
だけど、悩みながらも、知ったからこそ、行動が変わってくる日が来るんです。

だから、知るための努力を続けていくことが大切なんですね。

この本の著者はほかにも、

1秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND1秒の世界 GLOBAL CHANGE in ONE SECOND

ダイヤモンド社 2003-06-13
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1秒の世界2―GLOBAL CHANGE in ONE SECOND Part21秒の世界2―GLOBAL CHANGE in ONE SECOND Part2

ダイヤモンド社 2008-12-12
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これらの本では、「1秒間でどれだけのことが世界で変化しているか」について触れています。

何気なくすごく毎日の1秒間で、多くのことが刻々と変わっていく。
そのことをわかりやすく伝えています。

こちらも合わせてどうぞ。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年11月25日

レコメンデーションNo.33

こんばんは。
編集長です。

今日は、朝一で東京から戻りました。

なぜ、昨日の午後と今日の午前お休みをもらって、東京に行っていたかはまたお伝えします。

そして、大学に戻ってから仕事をして、
夕方からは、11月23日の記事で紹介した「松竹大歌舞伎公演」を、学内の京都芸術劇場・春秋座で観に行きました。

大学の中で、本格的な歌舞伎の公演ができる大学は
日本全国を探しても、京都造形芸術大学しかないのではと思います。


でも、歌舞伎の公演は、ご年配の方ばかりで……

うちの学生の姿が、ほとんどないのが残念。

新しいアート・デザインを生み出すには、
幅広い知識の「引出し」が必要だよと言い続けても、
そして、その中でも、自分の国の文化や歴史についてしっかり知ることが大切だよと言い続けても、
それが頭ではなく、本当の意味で理解できる人って、なかなかいないんだよね……

って、あえて厳しく書きます。


「また別の機会でもいいや」と思うことって、多いと思うのね。

今の社会は、多くの情報や機会に恵まれているので、
「これはまた別の機会でもいいや」と思うことは多い。


でも、「またの機会」は、次も「またの機会」になることをお忘れなく。

もちろん、良いものに触れようと思えば、
チケット代のお金もかかることなので、金銭的な問題もあるんだろうけどね。

ただ、若いうちに自分への投資をどれだけできるか?が、長い人生の中ではすごく大切だと編集長は思っています。


今、これを読んでいるみんなも、そのことを覚えておいてね。
そして、入学してから、多くの良いものに触れていってください。


ちなみに、本日の松竹大歌舞伎公演は、おもしろかったです。

やっぱり、本物の公演というのは、いろいろな視点で学ぶことが多い

8,000円払って得られた「引出し」の量は、きっとこれからモノを言うと思うのです。
(学生は、学生料金があって、かなりの割安でうらやましい……だから、その機会をもっと利用してほしいのです)


「またの機会に」としなくて良かった。


さてさて、「引出し」を増やすと言えば、読書をするのもそう。

このブログでも、
芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に
オススメの本を紹介している、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」をお送りしています。


今日のおススメの一冊は、昨日東京でも読み続けて、
今日の帰りの新幹線でもずっと読んでいたこの一冊。

紛争の世界地図 最新版―ニュースの裏がよくわかる紛争の世界地図 最新版―ニュースの裏がよくわかる

祥伝社 2009-10-30
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この本は、世界中で今なお続く紛争について、わかりやすくまとめた一冊です。

テレビで放映される紛争のニュース。

その背景には、一体どういう歴史的な経緯があるのか、実はよくわかっていないことが多いことに気づかれされます。

さらには、日本では、全く報道されない紛争地域もあることを知ると、本当に「知らないこと」の怖さを痛感します。

その問題に対して、アートやデザインに携わる人が何ができるのか?

それを考えることも大切なのです。

だから、今年も京都造形芸術大学では、
「第3回世界アーティストサミット」を開催します。

2005年に第1回目を開催し、2007年、そして今年2009年と2年おきに開催しているこの取組。

「アーティストが、世界の抱える問題に対して何ができるか?」
を考えるのが、この世界アーティストサミットの場。

京都造形芸術大学では、開学以来、そのことをずっと考えてきました。

世界アーティストサミットについては、また詳しく今度書きます。

それらについても、「別に私には関係ないし」と思う人が多いのも現実。
そして、たぶんその割合のほうが高い。

だからこそ、もっと「引出し」を増やして、
「知らない」から、「考える」ことへ変わることをしてほしいと思うのです。

みんなもぜひ、読んでみてください。

最近、なぜ、編集長が「引出し」「引出し」と書き続けているかというと、
これは、自分自身も強くそう思っているからなんです。

忙しさにかまけて、毎日過ごしていると、
ふと、自分が「引出し」を増やしていないことに愕然とするのです。

何歳になっても、もっと学ばなければいけないと思っています。

学ぶことって、尽きないので、その高い山を登り続けることに喜びを感じられるようになりたいと思う編集長なのでした。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年11月13日

レコメンデーションNo.32

こんばんは。
編集長です。

今日も学外に出て、高校の説明会に行ってきました。

明日、明後日と久々に「大学と何の関係もない休み」なので、
(というのも、休みはあったのだけど、学園祭だったり、ソフトボールだったり、休みは全部学生や大学関係者と一緒だったのです)

「何かしよう!」と思い立って、映画を観に行ってきました。


編集長が今観たい映画と言えば……


文句なしに、『曲がれスプーン』なのですが……


「これ一人で観たら、確実に長澤まさみのファンだと思われるな……」

と思い躊躇していたのです。

「もう、みんなそう思っていますよ」と職場の同僚には言われたけど。

たしかに、学園祭のお化け屋敷を一緒に運営していた「チーム若草」の1年生にも

「吉田さん、ブログいつも読んでいます。長澤まさみさんのファンなんですよね

と言われるしね。

いつも読んでいるなら、他にもっと良いこと書いているんだから、
「この間の話に私感動しました!」
と言ってくれたらいいのに……

会う学生、会う学生、「いつも読んでます!長澤まさみさんのファンなんですよね」と口を揃えて言うんだから。

えぇ、そうですよ。そうですよ。
(もう、開き直ってしまおう)


で、本題に戻りまして、そんな長澤まさみファンの編集長が、『曲がれスプーン』を我慢してまで観たかったのが、
『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

これは、公開が2週間限定だったにもかかわらず、
10月28日(水)の公開開始から、10月31日(土)までの4日間で、全国興行収入6億4663万6400円、動員50万9251人を記録する大ヒットで、前売り券も24万枚売れるほどの盛況で、急きょ2週間公開が延期になった映画です。

「これは、絶対に劇場で観ねば!」と思い立った編集長は、
急いで観に行ったわけです。
(『曲がれスプーン』が、11月21日公開だったからではなく……)

はっきり言います!

これ、観たほうが良いよ。

マイケルが亡くなる前に、ずっとテレビで放映されていた整形疑惑や奇行疑惑。

それに流されていたことが恥ずかしくなるぐらい、プロのアーティストのパフォーマンスがそこに存在しています。

アート・デザインの世界を目指すみんなは、いろいろと感じることが多い映画だと思いますあ。

今年実施する予定のまま、マイケルの突然の死によって幻となったロンドン公演。

そのリハーサルを追った映画なんだけど、
・来てくれるお客さんに、どういう気持ちにさせたいのか?
・音楽を通して、マイケルが仲間と目指したかったこと

が、リハーサルの中で、マイケルの口からメンバーに語られます。

本当は何て言っているか書いても良いんだけど、
自分で観て聞いたほうが良いと思うで、あえて書きません。

でも、その言葉は、アート・デザインの世界を目指すみんなには意識してほしいこと。

そう思いながら観ていました。

何よりも、妥協を許さないその姿勢は、目指すところが明確だからこそ成せる業で、
来てくれるお客さんのことを本当に考えているんです。


観ながらずっと思ったのは、大きく2つ。

「本当にかっこいいな、この人は」
「もしあのとき亡くならずに、本当にこの公演が実現したら、どれだけの人を感動させたんだろう」
ということ。

「こういうものを作り上げたい」ということが明確なマイケルの指示は、ディレクションとしては完璧。

こういうところも、芸大生には見習ってほしいと思いました。


リハーサルだから、MAXではないんだけど、それでもキレがとても50歳とは思えないほど。

「もしも」なんてないけど、「もし亡くなっていなかったら……」と何度も思ってしまうほどでした。

これは、必見です。

あまりに興奮した編集長は、シアターを出たところにHMVがあったので、勢いで、

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を買っちゃいました。

今後しばらく、「ポー!」と言いながら歩いている編集長を見かけても、そっとしておいてください。

映画は、11月27日まで延期上映になっているみたいなので、まだ観ていない人は、急いで!


よしっ、来週は、『曲がれスプーン』観に行こうっと。

なんだか、ブログもやっているみたいなので。
長澤まさみの映画『曲がれスプーン』S級ブログ

えっ……今日、京都に来ていたのね……

投稿者:入学広報課 吉田

2009年10月13日

レコメンデーションNo.31

こんばんは。
編集長です。

昨日、大学時代の話を書いていたら、
編集長が学生時代に読んで刺激を受けた本を思い出したので、今日はそれを紹介します。

芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介しています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

アメリカン・ロイヤーの誕生―ジョージタウン・ロー・スクール留学記 (中公新書)アメリカン・ロイヤーの誕生―ジョージタウン・ロー・スクール留学記 (中公新書)

中央公論社 1986-10
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この本は、著者がアメリカの弁護士資格を得るためにロースクール(法科大学院)に留学した際の話が描かれています。

この本の中に描かれている、著者を含む同級生たちが課題や試験に取り組む壮絶な日常は、日本の学生生活で、目の前の「課題が大変」と言っている自分を反省する材料になりました。

古い本なのですが、編集長は何かのきっかけでこの本を手にしてからは、
自分の甘えが出そうなときは、この本をよく読んでいました。

読書って、他人の経験を自分の経験に置き換えることができるものでもあるので、編集長は読書のススメをしているわけです。

「課題が大変で」とつい言ってしまいそうな、在学生や受験生のみんなにも機会があったら読んでほしい一冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年08月03日

レコメンデーションNo.30

こんばんは。
編集長です。

山形から戻ってきました。
昨日の記事で書いた、無くしていた通信用のイーモバイル

ちゃんと出てきました。

良かった!これで、安心して、鹿児島に出張に行けます!
鹿児島のみんな、8月6日に会いましょう!

■8月6日(木)鹿児島・鹿児島 13:00→17:00(合同説明会)
ジェイドガーデンパレス 4階飛翔の間
鹿児島県鹿児島市上荒田町19-1

さて、今日の記事で学生広報スタッフの幸絵が、
この夏に本を読むことの大切さを説いていましたね。

というわけで、
「芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介しています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、京都造形芸術大学の卒業生でもある、「きむ」さんのこの一冊。

アスリートの夢―26人のアスリート×きむアスリートの夢―26人のアスリート×きむ
日本ドリームプロジェクト

いろは出版 2009-06
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「アスリートの夢」。

来ましたねー。
スポーツ好きの編集長をくすぐる一冊です。

目標に向かって努力を続けるアスリートから、
芸術の世界を目指す受験生や芸大生が学ぶことって本当に多い
と思うんです。

でも、その「共通項」って、なかなか理解してもらえない……

セレクトしているメンバー26人もなかなか心憎い選択です。

夏期コミュニケーション入学で、出願可をもらって、これから夢に向かうみんなも、
残念な結果で、落ち込んでいるみんなも、
26人の夢に向かう気持ちや姿勢を知ることで、きっと勇気づけられるはず。

「夢」を明確に描いているからこそ、努力を続けることができる。


そう思いながら、移動中にこの本を読んでいると、
昨年の北京オリンピックを観て、編集長が感じたことをまとめたブログの記事を思い出しました。

それを、受験生のみんなへ、もう一度抜粋して、みんなへのメッセージとして贈ります。

2008年8月25日の記事から抜粋

それにしても、世界の頂点に挑む選手の皆さんから学ぶことは、本当に多い!

今回、様々なエピソードを聞いていて、
「優れた結果を残せるスポーツ選手に共通すること」を私なりに考えてみました。


1、目標を明確にすること。そして、その目標達成の場面が具体的なイメージで描けていること。

2、その目標達成のために、ゴールから逆算して、これから何をすべきかを明確にし、そして今何をすべきかを理解していること。

3、今やるべき努力を、自分との戦いに勝って、継続し続けられること。

4、足りない力を自覚し、常に謙虚な姿勢で、一つでも多くのものを得ようとすること。

5、継続してきた努力のみに裏付けされた自信を持って、本番に臨むこと。

6、自分からの視点だけではなく、広い視野で物事を捉えること。

7、常に考え続けていることにより、自分の考えやイメージを、言語化できること。

8、自分を支えてくれている周りの人に感謝できること。

自分で書いておいてなんですが、これを成し遂げるのは実に難しい・・・・・・(書くのは簡単なのにな)

3、に書いた「努力を継続すること」なんて、なかなかできることじゃないもんなぁ・・・・・・

続けることって、易しいことではないんですよね。

これが、一流になれるか、そうでないかを分けるんですね。

受験生の皆さんも、ぜひ、上に書いた8つのことを意識してみてください。
そして、一流を目指して、チャレンジしてみてはいかがでしょう?

芸術の世界を目指す皆さんにも、きっと同じことが言えるはずです。

自分で言った私も、一緒にがんばってみようと思います。
(何をがんばるかは、置いておいて)


うん、1年前も良いこと書いているじゃないの!(といつものように自分で言う……)

投稿者:入学広報課 吉田

2009年05月17日

レコメンデーションNo.29

今日はお休みだったので、映画を観に行ってきました。

観に行った映画は、「天使と悪魔」。

映画を観る前に、ポップコーンでも食べようと思って、

「一日80個限定!」という、「プレミアムキャラメルポップコーン」なるものを買ったら……

……サイズが微妙。

……味も、「んー、これプレミアム?」という感じでございました。

映画は、面白かったですけどね。

芸大生にとっては、前作に引き続き、美術作品が多く出る上、ローマやヴァチカンの町並みも出るので、興味深いかもしれないですね。

ただ、ストーリーの中で、もう少しそれにスポットを当ててくれると良かったのになと思うのですが、ただ、それだと芸大生や美術が好きな人に寄りすぎるので、エンタテイメントからすれば、バランスが大切なのかもしれないけど。

観ている間に気になったこと。

後ろに座った3人の親子連れが、

「あっ、もしかして、あの人が犯人じゃ」
「あっ、まさか、あの人も悪い人なんじゃ」
「えっ、えっ、あの人」

と、ずっと物語が展開するたびに、「あっ!」「えっ!」と会話をしていたのです……

もう、気になる。気になる。


というわけで、
「芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介しています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日はこの映画の原作を。

今日映画を観ながら思ったのは、
「想像力」というのは、「知識の組み合わせ」以外の何物でもないということ。

原作者のダン・ブラウンにしても、カトリックの歴史や、西洋美術史の知識がなければ、この物語も生まれなかったということ。

「よく、こういう話が思いつくな」と思うかもしれませんが、
それは、それだけ多くの「情報収集」をして、自分の中で「編集」しているからなんですね。

というわけで、みんなも興味を限定せずに、いろいろなものにしっかりと触れよう!

そのためには、映画を見たり、読書をしたりすることも大切なんですよ。

天使と悪魔 (上) (角川文庫)天使と悪魔 (上) (角川文庫)
越前 敏弥

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天使と悪魔 (中) (角川文庫)天使と悪魔 (中) (角川文庫)
越前 敏弥

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天使と悪魔 (下) (角川文庫)天使と悪魔 (下) (角川文庫)
越前 敏弥

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これまでのレコメンデーションはこちらから

投稿者:入学広報課 吉田

2009年03月25日

レコメンデーションNo.28

「芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
オススメの本を紹介しています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

いよいよ来月、入学式を迎える本学の新入生も、
これから、京都造形芸術大学を目指そうと思う高校生・受験生の皆さんも、
現在まさに芸大・美大に通っている学生に、オススメの一冊を今日は紹介!

京都造形芸術大学の椿昇×後藤繁雄両教授の、
「死闘8時間ぶっとおし公開超ロングインタビュー」
をまとめた、この一冊。

アートを始めるまえにやっておくべきこと (アート新書アルテ03)アートを始めるまえにやっておくべきこと (アート新書アルテ03)
椿昇

光村推古書院 2009-04-06
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「若者よ、今こそアートに勝ち目がある!」と帯にも書いてあるのですが・・・・・・

椿、後藤両先生とも、常にそれを口にしています。

「今の時代だからこそアートだ!政治や経済や物理を学ぶ人間もこっち(アート)へ来い!」とこんなに力強く、それでいて論理的に語る大学教員は、
日本全国探しても、この二人以外にはいないのでは?と編集長はいつも思っています。

「キレイっていいよね」とか「美しいものが好き」みたいな、
単に甘くて心地よい言葉は、この本には一切存在しません。

だから、ある意味、「この世界に足を踏み込む覚悟を決めた人」でないと、読めば読むほど痛みを伴うかもしれません。

それぐらい、二人の先生は、普段のまま(本当に普段のまますぎです・・・・・・)の生身の言葉で語っています。

そりゃもう、厳しい、厳しい。
(だって、全国の芸術を学ぶ学生だけでなく、京都造形芸術大学の学生に対して一番厳しく叱咤しているぐらいですから笑)

ただ、一方できちんと自分自身についても、生い立ちから曝け出して語っているので、真実味があるはずです。

青春/才能/お金/自由/社会/男女/闘い/倫理/日本/快楽/旅/クリエイティブ/人間/政治/生と死/成功/イメージ/愛/学ぶ/失敗/運/世界/力/プロデュース/欲望/ラディカル/遊び/サヴァイバル/言い残したこと/アート

の30のテーマについて、キレイ事ではない、リアルな8時間のまさに「死闘」の語りが収録されているこの一冊。

「アートをこれから始めよう」と思うみんな。

覚悟があるなら、または、その覚悟を決められるかどうか迷っている人は、
ぜひ、この一冊を手にとってください。

そうすると、今度は二人の生の声で、続きが聴きたくなるはず・・・・・・
(なんか企画しよっと)

投稿者:入学広報課 吉田

2009年03月13日

レコメンデーションNo.27

最近の新聞を読むと、

・大学生の活字離れが深刻
・レポートや論文をネットからコピー&ペースト
・読解力、文章表現能力の低下

という記事を多く目にします。

と言っても、これは今年に入ってからというわけではなくて、
毎年過去の統計と比較して、同じように書かれています。

しかし、実際は、何度もそうやって記事にするほど、
この現状に危機感を持たねばと思っている人が多いということ。

京都造形芸術大学ブログも、
「芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に「レコメンデーション」でオススメの本を紹介しています。

過去の記事は、こちらから

それらの記事では、各大学の取り組みも紹介されていて、
「生協で、読書100冊キャンペーン」
という記事も。

「大学4年間の間に、100冊の読書を目指そう!」という取組らしいのですが・・・・・・

換算すると、一ヶ月2冊ペース。

この記事だけ見ると(もちろん、情報は編集の仕方によって見え方が違うので)、編集長はショックを受けました。

「僕らの時代はね・・・・・・」みたいな説教くさいおじさんのようになるのは嫌なのですが。

編集長が大学生になるとき、言われた言葉は、

「大学時代に1,000冊読め!」でした。

(ハッ!いかん、これで、いつも書いている「編集長が大学生だった今から3年前」といういつもの記事の信憑性が・・・・・・)

4年間で1,000冊。1年365日×4年で、1,460日。
つまり、1.5日に1冊。一ヶ月に20冊。

それぐらい読書(つまり情報収集→編集)することで、何かをモノにすることができると言われました。

それを聞いたのが、高校生のときで、

今よりももっと爽やかだった高校生の編集長は、
「ゲッ!」と思ったのではなく、
「大学って、やっぱりいいなー」と思ったものです。

だから、「学生時代に100冊読書を目指そう!」って、
ちょっと基準を下げ過ぎなんじゃ・・・・・・って思ったりします。


同じような話で、新入生の不安や在学生からの話を聞くと、
よく「レポートが大変」という声を聞きます。

と言っても、実際のところはそんなに大した量ではないんですけどね・・・・・・

これまた、「ワシが君達と同じ歳の頃は・・・・・・」というおじさま発言になるのは嫌なのですが。

編集長が、大学に入学した今から7年前(って、もういいか)。

1年生の一番最初に出された課題の一つに、
「○○という本を読み、レポートを20,000字でまとめよ」

がありました。

20,000字というのは、400字詰原稿用紙で50枚です。

そのときは、さすがに「ゲッ!」と思いましたが、
一方で、「さすが大学だなぁ」と、自分が憧れの学び舎にいる実感を持ちました。

ただ、それらが基準になったので、
それ以降は、多少のことでは驚かなくなりました

(それも先生の狙いだったのかもしれませんね。)

だから、これから入学してくるみんなも、
これから芸術大学を目指そうと思っているみんなも、

「基準を最初から低く持たないこと」を大切にね。

自分で自分の限界を設定するのではなく、「振り幅」を大きくするように自分に荷を課しましょう。


そんなわけで、今回のオススメは、こちら。

流転の海 (新潮文庫)流転の海 (新潮文庫)
宮本 輝

新潮社 1990-04
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地の星 (新潮文庫―流転の海 第二部)地の星 (新潮文庫―流転の海 第二部)
宮本 輝

新潮社 1996-02
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血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)血脈の火―流転の海〈第3部〉 (新潮文庫)
宮本 輝

新潮社 1999-09
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天の夜曲―流転の海〈第4部〉 (新潮文庫)天の夜曲―流転の海〈第4部〉 (新潮文庫)
宮本 輝

新潮社 2005-03
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花の回廊―流転の海〈第5部〉花の回廊―流転の海〈第5部〉
宮本 輝

新潮社 2007-07
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久々に、小説を紹介しました。

これは、知人Mさんに薦めてもらった本で、宮本輝さんの本です。

実に面白かった!
(と言っても、最後の第5部が単行本であるように、まだ終わっていません・・・・・・)

登場する人物の描写や背景が絶妙で、登場人物それぞれに人間としての体温をリアルに感じます。
人間の持つ様々な側面を良い面も、悪い面も登場人物の言動から感じられ、物語の世界に引き込まれていきます。

キャラクターを設定することや、場面を設定することなど、きっと学ぶことが多い一冊です。
キャラクターデザイン学科や映画学科、舞台芸術学科を目指す皆さんにもオススメです。

こういう引出しの多さが、実は良いキャラクターや作品につながると思うのです。

何でも良いので、しっかりと本を読んで、「情報収集→編集」をしよう!

投稿者:入学広報課 吉田

2009年02月09日

レコメンデーションNo.26

今もらっている、とあるアンケートを見ると、皆いろいろな不安を抱えているんだなと感じています。

そんなみんなのために、「新入生不安解消シリーズ」は、そのアンケートをちゃんと反映させて(できる限りですけど)、不安解消に努めたいと思っているので、ちゃんと見てね。

さて、早いもので、時間だけがどんどん経っていく気がしているのは、私だけはないはず。

高校3年生のみんなは、卒業式まではそうでもないけど、
卒業式が終わると、本当に「あっ」という間よりも、「ハッ!」という間に(こっちの方が早い気がしません?)4月になって、入学式を迎えていると思いますよ。

漠然と過ごさずに、といっても、不安にだけは囚われないように、
できること、やりたいこと、今だからしておきたいことを、一つ一つするようにしてくださいね。

そんなときは、興味や視野を広げる意味でも、読書はいかがでしょう?

では、いつものように行ってみましょう!
「芸大生(やそれを目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学の「レコメンデーション」。

今回のオススメは、この一冊。

京都型ビジネス―独創と継続の経営術 (NHKブックス)京都型ビジネス―独創と継続の経営術 (NHKブックス)
村山 裕三

日本放送出版協会 2008-12
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これを読むと、京都で芸術を学ぶことの魅力がよく分かります。

都が出来て1,200年を超える歴史を持ち、今なおその伝統が残る一方で、
任天堂、京セラ、オムロン、ローム、島津製作所、村田製作所、堀場製作所といった、世界にも有名な企業があります。

伝統と最先端企業。

この二つがこれだけの規模で両立する街というのは、世界を探してもなかなかありません。

その秘密は、本書で書かれているように、
・京都を流れるビジネス職人文化
・伝統とテクノロジーを融合させる
・歴史資産から新たな価値を生み出す
・文化ビジネスを継続させる
・文化を組み合わせる
・京都文化をグローバル化させる
・京都から映し出す日本の独創性
という各章をまとめただけでも分かります。

そして、都市経済論の専門家のリチャードフロリダの言葉が、芸術を学ぼうとする皆さんを勇気づけるはずです。

今後の都市の繁栄は、「クリエイティブ・クラス」にもたらされる(中略)、
「クリエイティブ・クラス」とは、芸術家、音楽家、建築家、科学者、デザイナーなどの知識をベースとした職業が含まれ、フロリダは、これらの人々が持つ独創性が、先進国の経済を発展させる最大の資源になるとしている(p12)

ねっ?

だから、「芸術を学んでも、仕事にならない」とか言う日本に蔓延する偏見に流されて、自分で可能性を狭めることはすごくナンセンスなのですよ。

自信を持って、芸術を学ぼう!

そして、この本が語るように、これからの社会をひっぱる芸術を、
京都で学んでほしいな・・・・・・と編集長は思っているのです。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年01月18日

レコメンデーションNo.25

昨日は、土曜日の業務を終えて、急いで大学を出発。

昨年の学生広報スタッフも2人出展している、「日本画松生ゼミ6人展」を観に。
(そこで、感じたことは、個人的にメールしておくとして)

私たちが行っている間にも、一般の方がお見えになったり、
学生が来たり、日本画コースの奥村美佳先生がいらっしゃったり、とたくさんの人が。

展覧会をしている学生にとっては、すごく励みになりますね。


さて、そのあとは、車の試乗に。

「すぐに、と考えているわけではないけど、とりあえず試乗に」

と軽い気持ちで行ったのが、大きな間違い。


1台目は、順調に走り、特に何の問題もなかったのですが・・・・・・

「せっかく来たんだし、比較の意味もこめて、もう1台」

この判断が、失敗でした。

「高速を走っていただくと、よくわかるので、高速を走っていただいても」というディーラーさんの言葉に甘えて、高速道路に入る直前に、窓を下ろすと、どうもひっかかる気が。

夜だったので、ライトをつけているのに、どうも前が暗い。

「あれ?これ、ライトついてないんじゃ?」と思ったのも束の間、
味わったことのないような振動。

「これは、あぶないっ!」と咄嗟に判断したのが正解でした。

高速を入ってすぐだったので、車を広い路肩に寄せた途端に、エンジンがかからなくなり・・・・・・

バッテリーが上がっていました・・・・・・

普通なら、確認しない自分が悪いのですが、「まさか試乗車で」という思いもあり。

無理せず、第一に安全を優先したのが、不幸中の幸いでした。
あのまま、高速を走り続けて、途中で・・・・・・と思うと、身も凍る思いです。

結局、ディーラーさんや道路公団に確認して、待っている間約1時間。

当然エンジンも掛からないので、暖房もつけられず。

寒さと、後ろから衝突されるんじゃないかとい恐怖で、震えっぱなしの編集長でした。

そうそう、こんな本が出ています。

ツーアート (光文社知恵の森文庫)ツーアート (光文社知恵の森文庫)
ビートたけし

光文社 2008-12-09
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ビートたけしさんと、村上隆さんがアートについて語った本。

2002年に単行本になったものが、昨年末に文庫化されています。

世界で評価されている二人が、どれだけ広く、深く考えているかがよくわかる一冊です。

自分の考えていることを、きちんと「言語化」できているということ。
「なんとなく」では作っていないこと。

この2点を特に感じとってほしいと思います。

さて、編集長は、これから東京サテライトキャンパスに日帰り出張です。

では、行ってきます。

投稿者:入学広報課 吉田

2009年01月08日

レコメンデーションNo.24

「芸大生こそ(それを目指す人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログのレコメンデーション。

いつもわりと真面目な本を紹介していることが多い(と思うので)、
今日は、ちょっと趣向を変えて。

この一冊。

「365日のキュン」(編=いろは出版乙女の会)

365日のキュン365日のキュン
いろは出版乙女の会

いろは出版 2008-12
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「なんだ!?編集長いきなり趣向を変えたな」と思ったかもしれませんね。

この本は、本学の大学案内を制作してくれている「いろは出版」から出されている本です。

ちなみに、いろは出版さんは、本学の卒業生が作った会社で、多くの卒業生が就職しています。

そして、この本は、

「この本を読むと、ニヤニヤが止まりません!
片想いをしている女の子
胸キュン話で盛り上がりたい女の子
胸キュンをいっぱいして好きな人を見つけたい女の子
もちろん、女の子の気持ちを知りたい男の子も
みんなが、胸キュンでもっともっと元気になりますように!」

と、「はじめに」にも書かれているように、
たくさんの「キュン」を集めた本です。

だから、値段も「キュン百円(900円)」
(って、書いてあるんだから、私が言ったわけではない)

いろいろなシチュエーションの「キュン」が、まとめられているので、
特に女の子は、「うん、そうそう!」「え~、そうかな~」と盛り上がる一冊かもしれませんね。

例えば、「学校キュン」の中には、

「図書室でテスト勉強していたら隣のクラスの男子にたまたま会った。
バイバイした後、しばらくしたら、『がんばれよ』ってメールが来てキュン」(p40)


「付き合う4秒前」の中には、

「おはようメールとおやすみメールが毎日来るようになってキュン」(p130)

などなど。


編集長がいいなと思ったのは、「保護キュンメール」の中の、

「了解しました」(p121)


「えっ?なんでそれが?」と思ったでしょ?
これ、中に書いてある解説を読むと、キュンじゃなくて、「じーん」と温まりました。


それと、p177の、
「いつもブログで面白おかしく書いている編集長が、
時々、厳しく叱ってくれるところにキュン」

だな・・・・・・

えっ?この本173ページしかない?

・・・・・・気のせいです。

と、これぐらい宣伝しておけば、
献本してくれた「いろは出版乙女の会」も、編集長にキュンとなっているに違いない。

投稿者:入学広報課 吉田


大学入試センター試験利用入学試験の出願受付中!

■出願期間 2009年1月5日(月)~1月16日(金)
■試験日  2009年1月17日(土)~1月18日(日)

一般前期入学試験の出願受付中!

■出願期間:2009年1月7日(水)~1月22日(木)
■試験日 :2009年2月3日(火)~2月4日(水)

2008年12月27日

レコメンデーションNo.23

京都造形芸術大学は、本日27日を持って、年末年始のお休みに入らせていただきます。

編集長は、一足先にお休みをいただいて、今朝の新幹線で実家のある山口に帰ってきました。

2週間ぐらい前に、「あっ!」と思って、携帯で新幹線の指定席を予約しようとすると・・・・・・

ほどよい時間の新幹線の指定席はすべて満席。

空いていたのは、6時56分発ののぞみだけでした・・・・・・

そんなわけで、出張でもないのに、最後の最後まで早起きをして京都駅へ向うのでした。

地元に帰ってすぐに、愛犬リュウちゃん(京造ブログ看板犬)と遊んで、
その足で、病院へ。


ずっと、気がかりだったあの病気の治療へ。


・・・・・・ではなく、

打てなかったインフルエンザの予防接種に行ってきました。

そんなわけで、予防接種を終え、気分は無敵の編集長なのです!
(でも、さっきから左腕が痛くて、のたうち回っています・・・・・・)

大学はお休みでも、365日ブログを更新している京都造形芸術大学ブログにお休みはありません!

年末年始も、更新しますからね!

(「おぉーッ!」というどよめき、「キャーっ!」という黄色い声援、「よっ、受験生想いっ!」というかけ声が、画面の向こうから聞こえてくるようです)

なので、紅白歌合戦よりも、箱根駅伝よりも、かくし芸よりも、
年末年始は、京都造形芸術大学ブログを見てもらえるとうれしいです。


さて、そんな年末年始のムードばかりではなく、
年明けの入試に向けてがんばっている受験生のみんなもいると思います。

来年の正月は、「大学って、楽しいよ」という会話を、家族や同級生とするイメージを持って、がんばってください。

どうしても、いろいろなことが気になって、勉強が手につかないときは、
思い切って、やりたいことを時間をきめてやる!

そして、勉強に戻るときは、とにかく何でも良いから、ひとつ手をつけてみるようにしましょう。

一歩一歩、ゴールに向かって進むイメージを大切にね。

さて、そんなときでも、時間を見つけて気分転換に読書をするのもおススメです。

「芸大生こそ(それを目指す人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログのレコメンデーション。

今日は、「漠然とした未来への不安」を抱えているみんなへのおススメのこの一冊。

I am here.―「今」を意識に刻むメンタル術 (角川SSC新書)I am here.―「今」を意識に刻むメンタル術 (角川SSC新書)
宮里 藍

角川SSコミュニケーションズ 2008-07
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今日、帰りの新幹線で読みました。

著者は、プロゴルファーの宮里藍さん。
(厳密に言うと、口述筆記のようですが)

今年のゴルフ界は、編集長と「ハニカミ王子」の座を争う石川亮くんで盛り上がりましたが、
亮くんより先に、高校生時代に、プロのトーナメントを優勝してプロ宣言したのがこの宮里藍さん。

目標であるアメリカツアーに参戦して以降、
メディアに取り上げられる機会が減るほどのスランプに陥っていたそうです。

その宮里藍さんが、スランプに陥った理由を自身が分析し、
その後、どうやってそれを克服してきたか、また将来の長い目標のために今何をすべきかを書かれている一冊です。

あるトーナメントで打ったティーショットのわずか一打の感覚で、築き上げてきたものが真っ白になり、
その後のトーナメントでも、自分が見えなくなって、涙の棄権。

どうして良いかわからなくなったときに支えてくれた周りの人々の優しさ。
「漠然とした未来への不安」でつぶされるのではなく、
「今目の前にある一球」にすべてをぶつけることで乗り越えてきたこと。

一流のプロでも、全く自分が見えなくなってパニックになることもあるのです。

そんな宮里さんの言葉は、今入試を前に不安を抱えているみんなにもヒントになることがあるかもしれません。

受験生のみんな、今自分の目の前にあることを一つ一つやっていこうね!

そして、そんな時期だからこそ、周りにいる人に感謝する気持ちを大切に。

つらくなると、一人で苦しんでいる気がして、家族や友人にもつらく当ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、周りにいる人があなたを見守ってくれていることの大きさを感じてください。
そのことに感謝できる気持ちがあれば、結果はやがてついてきます。


さて、そんな受験生の皆さんに、お知らせ。

12月28日(日)→1月5日(月)まで、本学は年末年始のお休みをいただきます。

この間にいただいた資料請求やご質問は、1月6日(火)以降の対応となりますので、
あらかじめ、ご了承ください。

ただ、私はブログを休み中も更新しているので、
何かあれば、「京都造形芸術大学ブログ」専用メールまで。
blog@office.kyoto-art.ac.jp
(すぐには返せないかもしれませんが、できるだけ早めにお返事します。)

投稿者:入学広報課 吉田

2008年12月23日

レコメンデーションNo.22

「芸大生こそ(それを目指す人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログのレコメンデーション。


さて、先週の金曜日、とある方からご連絡をいただいて、大阪へ。

関西の数校の大学関係者と「ある方」を囲んで食事会をしたのです。

その「とある方」と言うのは、石渡嶺司氏。

現在、この石渡氏の

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が全国の書店に並んでいます。

そして、今回ご案内いただいた山内太地氏は、

下流大学に入ろう! (光文社ペーパーバックス)下流大学に入ろう! (光文社ペーパーバックス)
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が、先日発売されたばかりです。

お二人とも、全国の大学事情に非常に詳しく、
山内氏は、これまで全国の700大学以上を実際に見て回っています。


今回は、山内氏からメールをいただき、石渡氏とお会いする機会を得ることができました。

石渡氏の著書はほかにも、

最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書)最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書)
石渡 嶺司

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があるように、大学で働く者にとっては、耳の痛い話もあります。

しかし、日本の置かれている大学の現状に対して、
山内氏とともに問題点を鋭く指摘をされています。

こういった大学外からの指摘は、日本の大学をより良くしていくためには必要なことかもしれません。

いろいろなご意見を聞きながら、
日本の教育に対して危機感を持つことは、私も同じように感じているのですごく刺激になりました。

これから就職活動をする学生や、
「芸術大学に行っても、どうせ就職できないよね」と思っている皆さんは、
置かれている状況を、この本で確認してみるのをおススメします。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年12月19日

レコメンデーションNo.21

さて、「芸大生こそ(それを目指す人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログのレコメンデーション。

最近、私と高校でお会いしている高校生のみんなは、

「芸術大学で学ぶと言っても、読書をしたり、高校での勉強を大切にしないといけないんだな」

ということに気がついているはず。

まさに、その通りです。

それらの「引き出し」の量が大きくモノを言うのです。

単に「好き勝手やっている」ようでは、誰にも相手をされなくなりますよ。

さて、今日のオススメは、「なぜ芸大なのに、経済学?」と思うようなこの一冊。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
熊谷 淳子

早川書房 2008-11-21
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この本は、すごく参考になります。

従来の経済学では、人間は合理的に行動することを前提にして論じられていますが、
この本は、「私たち人間は、いかに不合理に行動しているか」を前提に、経済学を論じています。

人が頭ではわかっていながらもつい不合理に行動してしまう具体的な例があげられており、
それを理解しておくことで、そこに対する働きかけも変わってくるはずです。

特にデザイン系を目指す学生には、多くのヒントを得ることができるこの一冊。

オススメです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年12月08日

レコメンデーションNo.20

昨日は、一日かけて、引越し先の候補を見て回りました。

こうやって、新生活を想像するのは楽しいのですが、
実際に引越しするとなると、荷物の整理や移動が大変なので、
慎重に進めています。

詳しくは、「訪問日記~引越し準備の編集長その2」をお楽しみに!

さて、「芸大生こそ(それを目指す人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログのレコメンデーション。

最近、受験生の入試に対する捉え方や、学生の様々な取組に対する捉え方が、

どうも、表面的で薄っぺらい感じがすると危惧しています。

とにかく、その場その場で、具体的な方法を教えてほしい!

ということが多いような気がします。

場合によっては、それでも問題ありません。

でもね、大抵の場合は、多くの物事の中には、「共通する部分」が多いのです。

その場その場の表面的な対応では、その一点についてはすぐに問題の解決が出来て安心するかもしれません。
しかし、それと似た問題が起こったときは、全く対処できなくなるわけです。

例えば、入試の場面では、
「どうやって書けば合格できるか、その書き方を教えてください」という質問があります。

そして、先生は、モノを描く上で本質的なアドバイス(根っこの部分)から話を始めるのですが・・・・・・

そんな、これからいろいろな場面に活かせるアドバイスは、全く聞いていなかったりします。

逆に、「この部分は、何Bの鉛筆を使って、鉛筆をこうやって・・・・・・」と具体的な話を始めた途端、
急にメモを取り始めたりするケースも。

テクニックって、すぐに真似が出来て、力がついたような気になるから怖いんですよね。

だから、「本質的な部分」を論じられても、そこはすぐには目に見えて力がつかないから、あまり重視しない。

そう!それが、表面的で薄っぺらくなるのです。

一つのアドバイスを、その一点にだけ活かす人と、それ以外に共通するものにも活かせる人。

どちらが、力がつくかわかりますよね?

他にも、就職活動の場面では、
「どんな風にエントリーシートを書けば選考を通過できるか書き方を教えてください」
と来たりする。

そして、アドバイスの表面的な部分だけを必死にメモした結果、
一つの大学から応募した学生は、みんな同じようなことを同じ書式で書いたり・・・・・・

なぜ、こういうことになるのかな?とずっと考えていたのですが、
それは、「本質をつかむ」ことが出来ていないからだと思います。

本質の部分をつかむためには、見方や考え方を変えないといけません。

その部分は、テクニックではないので、簡単に出来ることではないのでやっかいです。

と思っていたら、書店で見つけたのが、今日のオススメ本。

本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書 546)本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546) (PHP新書 546)
養老 孟司

PHP研究所 2008-09-13
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この本では、エネルギー、少子化、水問題、農業・漁業・林業という、私たちがよく見聞きする問題を、違う視点から捉えています。

「違う」というと語弊があるか。

「この問題は、こういうことだから、こうやって解決すべきです」みたいな、表面的な議論をするのではなく、あえて、その問題を捉える視点に意識を置いています。

本書の中では、その捉え方を、
欧米的な物質(マテリアル)から捉えるのではなく、
五感を使って「モノという現実」から日本について語られています。

そして、きっと一番言いたいことは、

答えを求めずに、「ものの見方」を求めよ(p236)

ということ。

「ある見方を意識的に獲得しないとだめ。」
「そこまで訓練しないと、ものを見るという芽は出てこない。」

と言うように、タイトルの通り、「本質を見抜く力」をつけるために必要なことを、「意識しないと見えないものを見せたいという情動。」からまとめられています。

ただ、これも、「『本質を見抜く力』をつけるためのノウハウ本」だと思ったら残念な結果に・・・・・・

「本質を見抜く力」がないと、この本の「本質」には気づけないかもしれません。

と、こうやって新書は、比較的安価で、そのテーマについての全体像を掴むには良いと思うので、薦めるのですが、新書と聞いただけで、

「なんだか、意見を押し付けられている気がするので読みたくない」と思う学生もいます。

でも、判断するためには、様々な情報がないと判断できないでしょ?

こういう意見もあれば、それとは違うこんな意見もある。

それらを情報収集して、自分がどう判断するかを編集して形にすれば良いと思うのです。

その情報収集を怠っておいて、「意見を押し付けられている」と言っていると、
逆に特定の情報(信憑性がなくても)を信じて行動することになるかもよ・・・・・・

投稿者:入学広報課 吉田

2008年11月24日

レコメンデーションNo.19

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、
「レコメンデーション」をお送りしている京都造形芸術大学ブログです。

このブログをいつも読んでくれている高校生や受験生のみんなには、
少しずつそういったメッセージが浸透していけば良いなと思いながら書いています。

さて、本日紹介する本は、
先日行った猪熊弦一郎現代美術館で購入しました。
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猪熊弦一郎氏の「私の履歴書」
著 者 猪熊弦一郎
発行日 2003年4月1日
編集・発行 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 財団法人ミモカ美術振興財団
協 力 日本経済新聞社
価 格 780円(税込)

1979年1月の日本経済新聞連載記事を単行本にした本です。

これが、実に面白い!

新聞に連載されていたものをまとめたものなので、本文は129ページと少なめですが、内容は、洋画家の猪熊弦一郎さんの自伝となっており、氏の作家人生の背景になった出来事が、幼少期からまとめられています。

こういった自伝の魅力は、著者自らの視点で、自身の人生を振り返りながら、様々な出来事に触れている点だと思います。

もちろん、パリに滞在中、マティスやピカソ、藤田嗣治との交流の部分などは、非常に興味深い。

ただ、こういう自伝では、そういった部分だけを魅力として伝えると、

「そういう特別な人との出会いがあった人だから、その後の活躍があるんでしょ?」

と、どこか「特別な人の話で、自分には直接参考にならない」と思われがち。

でも、この本では、猪熊氏の小中学生の時代、芸大を目指して受験勉強に向かう様子などが生き生きと描かれており、私たちと同じような時代を過ごしていらっしゃることが、よくわかります。

決して、特別な環境だったわけではないということです。

ただ、それらの「ごくありふれた日常」を、ちゃんと「意味のあるもの」に変えているところが、参考になります。

「一浪の後」(P54~57)の章で書かれてあるエピソードが実に良い!

黒田清輝先生が、入学して間もなく新入生に向かって一度だけ話したときの言葉。

藤島武二先生のクラスで、藤島先生が絵を指導するときにいつも言っていた、
「お前は、デッサンが、悪い」
という言葉の持つ本当の意味。

何ていう言葉だったかや、その本当の意味については、もっと詳しく書きたいのですが、あえて書かないことにします。

気になるでしょ?

これが、実に意義深いのです。
(いつか覚えていたら、自分で読んでみてください。そのほうが良いと思うので。)

猪熊氏が、76歳になって書いたこの記事の中で、
20歳前後のときに受けた数々の言葉を、50年以上過ぎた当時でも鮮明に覚えているということ。
その言葉が、猪熊氏の身体の中で、ずっと息づいていることの意味。

これが重要だと思うのです。

11月22日の記事で「聴く力」の大切さについて書きました。

まさに、それを改めて感じた一章でした。

ぜひ、読んでみてください!

って、力強く書いて、いつもみたいに、amazonから検索できるようにしようと思ったら・・・・・・

この本って、「生誕100周年記念 猪熊弦一郎回顧展」記念商品第2弾として限定品のように作られているようなので、一般販売していないようです・・・・・・

それを知っていたら、3月に予定している「京都造形芸術大学ブログ2周年記念プレゼント」に買ってきたのに・・・・・・

というわけで、さんざん薦めておいて、普通には買えないようなので、いつか猪熊弦一郎現代美術館に行った際は、購入してください。

ちなみに、ぜひ読みたいという人は、入学してから私を見かけたら直接声をかけてください。
いつでもお貸しするので。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年11月18日

レコメンデーションNo.18

風邪が流行っています。

学内にいるネコたちも、風邪をひいているみたいです。

京都市内は、急に寒くなったのからか、
校舎の陰の風が当らない場所で震えています(私ではなく、ネコが)

元気なさそうに震えていたかと思うと、

クシュっん!

とかわいいくしゃみをしていました。

かわいそうに・・・・・・と思うのですが、
編集長は2年ぐらい前から、どうやらネコアレルギーになってしまったようなのです。

「京造ブログ看板犬」のリュウちゃんは、平気なのですが、
ネコは好きでも、触ると目が痒くなったり、鼻水が止まらなくなるのです。

なので、いつも残念ながら、学内にいるネコたちを遠くから見守っています。

さてさて、昨日の記事で、先日行われたアートオークションに対して感じたことを、ちょっと厳しく書きました。

それは、何もアートオークションに限ったことではなく、
このブログでもいつも言っていますが、

「もっと、情報収集をした上で、自分がどう考え、何を選択するかを考えよう!」
ということが言いたかったのです。

インターネット網が整備され、膨大なWEBサイトが出来て以降、
私たちの周りの情報量は、急激に増加しました。

その情報量が増えた分だけ、判断材料が増え、正確な選択ができ(つまり賢くなる)ても、おかしくはないはずです。

しかし、実際はそうではありませんよね?

情報量が増え、判断材料も増えすぎたために、
逆に思考が停止しがちになっていると言われているからです。

そんな時代だからこそ、自分から積極的に情報を収集し、アングルを変えて物事を捉え、
自分なりにその情報を編集して使っていく必要があると思っています。

本来、アートやデザインの世界を目指す、芸大生や受験生は、それをもっと意識できないといけないと思うのです。

だから、京都造形芸術大学ブログでは、

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉に、「レコメンデーション」をお送りしています。

さて、昨日のアートオークションの記事がらみで、今日はこの本を紹介。

現代アートバブル (光文社新書 369)現代アートバブル (光文社新書 369)
吉井仁実

光文社 2008-09-17
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本のタイトルは、「現代アートバブル」となっているので、
一点の作品に数十億の値がつけられるような現在のアートマーケットに対して批判的な見方をしている書籍のように思われますが、実際はそうではありません。

この本を書かれているのは、現代美術ギャラリーhiromiyoshiiを運営されている吉井仁実さん。

国内外のアーティストを扱い、海外のアートフェアにも参加している著者ならではの視点で、アートマーケットの現状を語られています。

アートのマーケットについて勉強したい人には、概要をつかむには良い一冊だと思います。

とにかく、いろいろと勉強をしよう!

そして、その上で、自分が何をどう選択するかを考えてみよう!

「知らない」ということが、どれだけのチャンスを失っているのかそのリスクを知ろう!

合格したからと言って安心して気を抜きすぎている受験生はいないかな?

気を抜きすぎると、いざっていうときに力を発揮できなくなるぞ!

投稿者:入学広報課 吉田

2008年10月31日

レコメンデーションNo.18

10月も今日で終わり。

最近、急に肌寒くなって・・・・・・と思っていたら、11月なのでそりゃ当たり前ですよね。

秋といえば、

「芸術の秋」(これは、仕事なので、年がら年中だし)

「スポーツの秋」(これは、「学科対抗ソフトボール大会」をやったからヨシとして)

「食欲の秋」(これは、秋だけじゃなくて、いつもなので別にヨシ)

といろいろありますが、

10月27日から11月9日まで、「読書週間」なんですよね。

きっとそのこともほとんど知られていない(知っていても情報が受け流されている)と思うのですが・・・・・・


この「○○週間」って、
「○○のことを年に一回ぐらいは意識して、大切にしようよ」って啓蒙活動のためなんでしょうけど、
これだけ情報が多くなるからこそ、それを強く意識させるのは難しいのです。

たとえば、「愛鳥週間」って言われても、「えっ?いつだっけ?」ってなりますよね。
(小中学校で、ポスターを描いたとしても)

「交通安全週間」なんて、自治体ごとに違うので、「春の」とか「秋の」とかいろいろありますよね。
(で、いつもより意地○な取締りが増えるだけで。「だったらいつもやればいいじゃん」みたいな細かいチェックとかね)

とはいっても、読書にしても、交通安全や動物を大切にすることにしても、すごく大切なことなのです。

それを社会にどう浸透させるかを考え、その仕組みを提案することも、芸術を学んだ人に出来ることです。

単に「カタチを作ることだけが芸術ではない」ので、そこを高校生や受験生のみんなは意識しましょうね。


さて、いつもみたいに前フリが長くなったところで・・・・・・

「読書の秋」といって、10月27日から11月9日まで「読書週間」にしても、

日本全国の高校生の半数以上が、「一ヶ月に一冊も本を読まない」んだか。

もう、致命的ですね、こりゃ。

そんな危機感を、ずっと持っていたので、
「京都造形芸術大学ブログ」では、そんな当たり前のことでもあえて、

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉に、「レコメンデーション」をやってきました。

一緒に仕事をさせていただく社会で活躍しているクリエイターの皆さんは、
気がつくと、本を取り出して読書をしています。

知識欲が衰えるということがないんですね、きっと。

社会で活躍している人が、どんどん知識を吸収して、前に(上に)進んでいるのに、
それを後から追いかけて、追い越そうとしている「若い私達の世代」が、本を読まなくなっているというのは、本当に致命的です。
(と自分もシレっと「若い世代」に入れる)

高校生・受験生のみんな、そしてうちの学生も、
「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」です。

さてさて、今日は、この本を紹介。

デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術デザインのへそ デザインの基礎体力を上げる50の仕事術
矢野 りん

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50の切り口で、物事を違った視点から捉えるヒントを与えてくれます。

しかも、これ読んでみるとわかるんですが、「注釈」がすごく多いんです。

だから、読んでいても、あっちこっちに目が行って、
本文を読んでいるのか、注釈を読んでいるのかわからなくなります。

でも、その注釈の情報量が本当に多いので、
「へぇ、そういうことなんだ」と新しい発見もたくさんあります。

本文→注釈→本文→注釈→注釈・・・
と繰り返し読むことができる本かもしれません。

各テーマに合わせて描かれたイラストも、その章のポイントを「クスッと」笑わせながら気づかてくれる内容で面白い。

オススメです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年10月15日

レコメンデーションNo.17

今、京都造形芸術大学の教職員の一部で、流行しているものがあります。


筋肉痛です・・・・・・。

月曜日の学科対抗ソフトボール大会の影響ですな。

まぁ、「一番動きが若い」と言われた編集長は、昨日も筋トレしましたけどね。
(痛む背中をおして・・・・・・筋肉痛じゃないか!)

結果はどうだったか?

学生広報スタッフの企画なので、彼らが書くまでは待とうかなと思って、
わざと書いていません。
もうちょっとだけお待ちくださいね。

さてさて、今日は、空間演出デザイン学科の椿昇先生と一緒に、
京都市内の高校へ講演へ。
081015tsubaki1.JPG
椿先生の話は、いつ聞いても、本当に面白くてためになります。

今日の話は、椿先生の大学時代から、アーティストとして活動してきた経緯を、
作品に隠されたコンセプトや裏話も交えて行われました。

これが、実に面白い!

約2時間の講演で、高校生のみんなも何度も大笑い。

それでいて、そのユーモアある話の中に、
すごく考えさせられる話があって、本当に勉強になります。

081015tsubaki2.JPG

「キレイごと」だけでなく、何度もお金の話や、社会の影に隠されたいろいろな話まで。

高校の現場では、ふさわしい話題ではないという意見もあるかもしれませんが、
そこに触れずに曖昧にするのではなく、
あえて鋭い視点を打ち込むところが、アーティスト椿昇先生の魅力なのです。

日本人として、「日本品質」をもう一度見直し、
モノづくりに携わることを自信を持って続けていこうというメッセージが送られました。

椿先生の話を聞くと、「もっと勉強(情報収集→編集)しなきゃ」と思います。

そんなわけで、今日の話を受けて、この一冊を。

日本消滅‐IT貧困大国・再生の手だて (祥伝社新書124) (祥伝社新書 124)日本消滅‐IT貧困大国・再生の手だて (祥伝社新書124) (祥伝社新書 124)
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おススメです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年09月08日

レコメンデーションNo.16

今日はお休みをいただいて、病院に行ってきました。

ここ数日の経過を見て、
どうやら、あまり心配はないようで、しばらく様子を見ることに。
(ちょっとひと安心)

ただ、「様子を見ている間は、暴飲暴食はしないようにしてくださいね」と言われました。

それじゃ、仕事になりませんっ!(何のだ)

心配ないとわかれば、「ほらねぇ、大丈夫なのですよ、やっぱり」と開き直って、
映画を観に行き、本屋で本を大量に買い込み、お休みを満喫するのでした。

今日買った本の中の一冊で、
8月のオープンキャンパスにもお越しいただいた茂木健一郎先生のこの本

ひらめきの導火線 (PHP新書 544)ひらめきの導火線 (PHP新書 544)
茂木 健一郎

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これは、おススメですね。

先日の、「秋期コミュニケーション入学・プレゼンテーション入学相談会」でも受験生からの質問で
「考えていても、なかなか良いアイディアが出ない」という質問がありました。

これには、編集長、結構良いヒントを言ったのです(自画自賛)。

聞きたかったでしょ?
あの場にいた人はラッキーだなぁ。人生が変わったなぁ、きっと(再び、自画自賛)。

そういった「アイディアやひらめきがなかなか出ない」という悩みは、
受験生からも在学生からも聞きます。

この本には、そのヒントが書かれています。

コミュニケーション入学やプレゼンテーション入学を受ける皆さんにはおススメです。

「日本人には創造性が乏しい」
「日本人には個性がない」
「日本人は模倣はうまいが、独創に欠ける」
とこれまでに多くの日本人が言われてきたこれらの言葉を、悪しき「物語(フィクション)」と言い、本当はそうではないことを論じています。(P1)

本書のなかで、茂木先生は、
「ひらめきとは、前頭葉の意欲と、側頭葉の経験のかけ算である。」
「創造性を高めたければ、意欲と経験を結ぶ回路がうまくつながるようにすればいい。」
「その回路は、日々使えば使うほど太くなり、創造性は増強されていく。反対に、ごくたまにしか使わないと回路は細ってしまう。」
「習慣化によって、だれもがひらめきの力を高めることができるのだ。」(いずれもP57)
と書かれています。

つまり、ひらめきは特別な人の才能ではないということ。

また、
「絶えずやること、続けることは重要である。」
「『毎日やる』という習慣化、日常化が、創造性を自分のものとする最善の方法だ。」(いずれもP60)
とも。

そう、「徹底的に考える」ということを、特別なものではなく、「習慣化・日常化すること」が大切なんですね。

このブログで書いていることが、結構書かれているのです(三度自画自賛)。

ということは、
このブログを読んでいれば、かなり力がつくということだな・・・・・・。


また、組織での仕事の仕方についても、参考になる点がすごく多い本です。

「アイデアが出ない」と悩む受験生の皆さん、
「夏期コミュニケーション入学」に合格して、「やる気に満ちている」(はず)のみんなにも、
また、うちの職場の皆にも、
おススメの一冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年08月16日

レコメンデーションNo.15

京都は浴衣を着た人でいっぱいです。

今日は、昨日の記事でも書いた京都五山の送り火の日ですからね。

うちの大学から送り火が見られることを知っている皆さんが、
大学にたくさんお越しになっていらっしゃいましたが、残念ながら今日は関係者限定・・・・・・

本当にたくさんの皆さん、ごめんなさい。

開放したいのはヤマヤマなのですが、そうすると本当に事故が起こる可能性もあるので。
うちの大学は、瓜生山という山に位置していますから、階段も多いでしょ?
階段でたくさんの人が将棋倒しに・・・・・・ということがあってはいけないのです。

ということは、京都造形芸術大学に入学すればいいのです・・・・・・
(と今日もまた書いておいて)

さて、そんな大学では今日、京都芸術劇場春秋座で、映画上映がありました。

『山桜』という映画です。

春秋座では、こうやって映画も観られるのです。

皆さんも入学したら、ぜひここでたくさんの舞台公演や多くの作品に触れてください。
(在学生のみんなもそうです!目の前にあるチャンスをみすみす見過ごすのは愚行です)

さてさて、「芸大生こそ(をめざす人も)読書をしよう!」を合言葉にお送りしています。
レコメンデーション

北京オリンピックや高校野球で盛り上がっているこの夏。

というわけで、今日はこの一冊。

野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86) (角川oneテーマ21 A 86)野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86) (角川oneテーマ21 A 86)
野村 克也

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ご存知、東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督の本です。

「野球は頭のスポーツである」(p174)と「考える野球」を信念にもつ野村監督の言葉は、本当に参考になる点が多いのです(特に、指導者や教育者には参考になる点が多いですね)。

こう言うと、「私がやりたいのは芸術だから、スポーツは関係ないし」という子もいるんですが・・・・・・

それは違うのです!
「一見関係ないと思われるものから、共通する部分をいかに見つけられるか?」という考え方を持てるかどうかが重要です。

この本の中で、野村監督は、言葉を獲得するために「読書を奨励」しています。
「現役時代に名選手であればあるほど、言葉を無視しがちだ。自分自身が感覚で理解し、できてしまったからである。だが、そうしたものは一般の選手には伝わりにくい。きちんと理屈や理論を言葉で示してやらなければ、理解してもらえないのだ」(p182)

これはきっと、芸大生も耳が痛いはず(だから、このレコメンデーションで「読書のススメ」をしているんですけどね)。

そのほかにも、
「伸び悩んでいる選手はほとんどが『いわれなき自己限定』をしている。『自分はこれで精一杯だ』『自分の力はもはやここまでだ』と考えている。(p39)

これが、高校生の皆さんも大学生も本当に多いのです。
「自己限定」。自分で限界を設定してしまうと、叶う夢もかなうわけがないのです。

また、組織づくりについては、
「組織づくりで、最初に私が行うことは何か。それは『意識改革』である。『考え方が変われば行動が変わる』」。(p42)

「これは野球にかぎったことではないはずだ。」(p43)と野村監督がおっしゃる通りです。

また、技術力などの「有形の力」には限界があるとし、
「無形の力」(例として、分析・観察・洞察・判断・記憶)を養うことの重要性についても説いています。

いつも言っているように、「考えることがいかに重要か」ということが本当によくわかる一冊です。

野村監督と言うと、スポーツニュースで「今日のボヤキ」コーナーがあったりするので、
高校生・受験生の皆さんは、「あんなに面白くなさそうにボヤかれたらイヤだ」と思っているかもしれませんね。

でも、私はちょっと違った見方をしています。

あれも、野村監督の戦略なのだ、と。

「どちらかと言えばまだ弱小球団の楽天にメディアの注目を集めるには?」という狙いもきっとあるはずです。

野村監督は、選手への愛情がすごく多いと私は思っています。
それは、本の中の一節にも表れています。

「どうやって人を再生させるのですか」
よくそう訊かれる。すると、私はいつもこう答える。
「その選手に対する愛、そして情熱です」
そう、再生の根底にあるのは、愛情なのである。
(p136)


なるほど、「受験生と在学生愛にあふれている編集長」と同じなわけだ・・・・・・
(結局、いつもそれで終わるのです)

投稿者:入学広報課 吉田

2008年08月12日

レコメンデーションNo.14

毎日、「暑い」とか「夏休みですね」とか言っていたら・・・・・・

もう8月中旬に突入しているんですね・・・・・・・

京都は、今週の16日「五山の送り火」です。
大学からもそのうち4つ見えるのです。
(開放するとたくさんの皆さんがいらっしゃるので、大学関係者に限らせていただいておりますので、ご了承ください)

この五山の送り火が終わると、「もう夏もそろそろ終わりだなぁ・・・・・・・」と思うのです。

他の大学さんとお話していると、
この時期、どこの大学の皆さんもお盆休みを兼ねた、
「夏期一斉休業期間」に入っていて、大学もお休みなんですって。

えっ?何が言いたいって?

京都造形芸術大学は、夏休みもなくがんばっております。
大学見学もメールや電話での問い合わせも対応しております。
暑さに負けず、在学生と受験生のために、汗を流しております。

えっ?何かイラヤシイって?

本当だから、いいんだもーん。
(本当は、夏休みがうらやましいだけだったりする。)

というわけで、この時期も大学見学を受け付けているので、ぜひお越しください。
(事前の連絡をいただけると助かります。)

ただ、この時期に「授業をしている様子を見せてください。」というのは、ムチャです。
(イメージしてください。皆さんが夏休みということは、大学生も夏休みです。)


さて、夏休みだからといって、ボーっと過ごしていてはいけませんよ。

受験生の皆さんは、この時期の積み重ねが、必ず後で効いてきます。

ただ、「時間がいくらでもあるような気がする」という錯覚に陥らないように。

毎日、「今日は、これを目標にしよう!」と、ひとつひとつ「目標設定」をしてください。
漠然とデッサンをしたり、国語や英語の勉強をしても、遠回りになるおそれも。

ゴールから逆算して、「今日は何をすべきか?」を意識できれば、必ず前へ進めます。
がんばってね。

さて、夏期コミュニケーション入学で出願可をもらったみんなも、気を抜かないように。

何度もここで言っているけど、「大学に合格することが目的ではない」のです。

「大学に入ってから何をするか?」
「卒業して社会に出て何をするか?」
が皆さんの目的のはず。

だから、今ボーっとしていたらダメだよ。

この時期こそ、時間を大切にして、いろいろな力をつけておきましょう。

たとえば、「意識してモノを見る」とか、「デッサンや基礎造形の力をつける」でも良いと思います。

あと、やっておいてほしいのは、「本を読むこと」

受験生のみんなも、目的を明確にしたり、モチベーションを維持するために、本を読む時間をあえて取ることもきっと意味があります。

そんな、みんなにおススメの本。今日はこの2冊です。

デザインのたくらみデザインのたくらみ
坂井 直樹

トランスワールドジャパン 2005-12
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デザインの深読みデザインの深読み
日塔 なつ美

トランスワールドジャパン 2007-12
売り上げランキング : 192764

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坂井直樹さんの「デザインのたくらみ」と「デザインの深読み」。

社会にある数多くの対象をあげて、それについて坂井さんの考えが語られています。
1テーマ、見開きで完結しているので、まず読みやすい。
そして、対象が幅広いので、デザインについて考える視点がきっと身につく本です。

おススメです!

投稿者:入学広報課 吉田

2008年06月29日

レコメンデーションNo.13

空間演出デザイン学科の椿昇先生と、九州に行ってきたのですが、
移動している間も、

本当にずーーーーーーーーーーーーーっと、

アートやデザインの置かれている状況
日本の教育の現状とその問題
日本の社会の現状とその問題
世界の問題をいかに解決すべきか
その中で、芸術大学は何をすべきか

などをずっと話していました。

椿先生ともそうなのですが、うちの大学は職員同士もそういう風な話をしていて、
その様子を偶然見かけた他大学の方には、
「京都造形芸大さん、移動の間もずっと真面目な話をしていますよね。信じられない」
とよく言われます。

でも、特にそれが何か大変なことをしているという感じでもないのです。

京都造形芸術大学は、本当に社会の様々な問題に対して、何ができるのかを絶えず考えています。

社会を観察し、問題点を発見し、どうすればそれが解決できるのかを形や仕組みで提案するのがデザインですから。

だから、
「かわいいものを作るのがデザインでしょ?」
みたいな考えは、デザインでも何でもないですからね。

問題点を解決する提案として、その結果がかわいい物なら話は別ですが、
大体は、問題解決の視点を飛ばして、形だけを意識してしまいがちなのです。

また、そうやってずっといろいろな問題を考えたり、話あったりしていると、
「そうやって、ずっと考えてたらしんどいだけで、そういうやり方っていい仕事できない(とか作品作れない)でしょ?」
って言う人や学生もいます。

onとoffを切り替える。
仕事とプライベートを大切にする

ということの大切さは、もちろん、わかっています。

でも、大概そういうこと言う学生や人に限って、
そのことを抗弁の材料に、制作や勉強、仕事をそんなにしていなかったりするものです。

他の誰よりも制作や仕事を全力でやっている人が、
「onとoffを切り替えないとね」というのはカッコいいですけどね。

だから、何事も中途半端ではなく、全力でやることが先だということに、
高校生の皆さんや学生は気づいてほしいと願います。

そうやって、誰よりも真剣にずーーーーっと考えているときに、
全然別のことをしていると、フッと新しいアイデアが浮かんできたり、答えが出たりするものです。

だから、移動の間でも、食事のときでも、
誰よりも真剣に、アートやデザインのこと、教育のこと・・・・・・を考えたり、話をしたいと思っているのです。

(そして、ブログでは、ア○なことを書いて、バランスをとるのです)

そんな椿先生が今高校生に薦めているのが、この本。

高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) (祥伝社新書)高校生が感動した「論語」 (祥伝社新書) (祥伝社新書)
佐久 協

祥伝社 2006-06-27
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私も早速昨日買って読みました。

孔子は今から約2,500年前の人ですが、
今も昔も、本質は何も変わらないということですね。

全てが、今の時代にも同じように示唆に富んだアドバイスになっています。

「論語」というと、難しく思うかもしれませんが、オススメです。

私も小学生のときに、意味はあまりよくわかっていないながらも、いくつかの論語を暗誦していました。
すると、それから12年ぐらい経った今でも(またいつもように年齢をごまかす)、
時折その言葉がフッと出てくるのです。

アート・デザインで世界と勝負しようと思ったら、
様々な知識(雑学)をつけておかないと、勝負になりませんよ!

そうやって何度言っても、
「いやぁ、芸術やスポーツは、感性や才能でしょ?」とかいうトンチンカンが山ほどいるのですが、
そんな人には、この本を。

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
中村 俊輔

幻冬舎 2008-05
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日本を代表するサッカー選手、中村俊輔選手の本です。

「察知力」というタイトルで、「おっ!」と思ったのですが予想通り。

世界で通用する選手が、「考えて取組んでいる」ことがわかります。

人より身体が小さく、足も遅いと中村選手は言います。

その中村選手が、世界で勝負するには?と常に考えながら取組んでいる様子を理解すれば、
「感性や才能でしょ」という漠然とした言葉で語るのがいかに薄っぺらいかわかるはずです。

そうです。だから芸大生(やそれを目指す高校生や受験生)こそ、読書をしよう!なのです。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年05月18日

レコメンデーションNo.12

えっ?もし、6億円当たったら?
(なんて不毛な会話だ・・・・・・)

そのときは、「吉田奨学金」を作って、学生のために使います。
そんな学生想いな私がお送りしています。
(「ウソつけっ!」って言われてもねぇ、本当だから仕方ないのです)

さて、「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、姉妹校の東北芸術工科大学の副学長でもある、
宮島達男先生のこの一冊。

宮島達男 Art in You宮島達男 Art in You
宮島 達男

エスクアイア マガジン ジャパン 2008-04-22

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「Art in You」~うちなるアートを発見する5つのステップと題して、
第1章「Contact/出会う」
第2章「Introspection/自己を見つめる」
第3章「Symbiosis/共に生きる」
第4章「Death/死を想う」
第5章「Future/未来を信じる」
の5つの章に分かれて語られています。

そして、宮島先生が伝えたいもう一つのこと。

それは、Peace in Art.

平和はアートの中にある。

本学で、2年に一度開催している世界アーティストサミット
その議長も務められている宮島先生の想いが伝わる一冊です。

これから芸術大学を目指す皆さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年05月11日

レコメンデーションNo.11

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」を合言葉にお送りしています、
京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

さて、合同説明会が始まって、関西はもちろん、全国を飛び回る時間が増えてきました。

「おいしいものが食べられていいですよね」と、言われるのですが・・・・・・

・・・・・・甘いですな。
乗り物の移動って、意外にこれが疲れるんですよ。
皆さんも、旅行に行くと、行き帰りに移動が結構身体にくるでしょ?
特に人が多いと、疲れるんですよ。

でも、移動時間が増えると、ゆっくりと本を読むことができるので、それはそれで良し。

さて、ここしばらく説明会の合間にでも読もうと昨日本を買い込みました。
順次紹介していきます。

今日は、この一冊。

案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」
山本 高史

インプレスジャパン 2008-03-28

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著者は、クリエイティブ・ディレクターの山本高史さん。

広告の世界で仕事をしてこられた視点で、示唆に富んだアドバイスが多く書かれています。
芸大生(それを目指す高校生も)には、参考になる点がきっと多いはず。

「・・・・・・つまり、芸術も選ばれてナンボ」(p32)
「また、『どう言うか』は、『何を言うか』に先んじてはならず、まず伝えたいことの中身を明確にせよ・・・・・・」(p47)
「問題は、『主観は、偏見に過ぎない』という事実」(p56)
「『無知の知』とは、痛い言葉だ。彼はとにかく、知らないことを知るところから、始めなければならない。」(p57)

と、ちょっとだけ気になったところを抜粋しましたが、
著者が、広告代理店に勤務したての若い頃に、失敗したことを振り返ってのアドバイスは、芸大生が本当によく陥りがちな状況を的確についています。

ぜひ、読んでみてください。

さて、なぜ、私がこんな風に「本を読もう」と言っているかと言うと・・・・・・

その理由は、これまでも「レコメンデーション」で書いてきましたが、
仕事柄、いろいろな人と一緒にお仕事をする機会があります。
その中で感じていることの一つ。

「社会で活躍している人(そして、その人たちは本当に皆忙しい)は、本当によく本を読んでいる」ということ。

移動時間や空いた時間などを見つけては、本を取り出して読書をしています。

上で紹介した本にも書いてありますが、「経験」ということを考えたとき、
自身で出来る経験だけでなく、本を読むことも、ひとつの「経験」です。

そんな、「本当によく本を読んでいる」と私が思う一人が、空間演出デザイン学科の椿昇先生

椿先生、4月26日に開館した青森県の十和田市現代美術館に、作品「aTTA」が展示されています。

青森県の皆さんや、近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年04月18日

レコメンデーションNo.10

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

と言いながら、3月末からずっとバタバタしていて、いつもより本を読む機会が減ってしまいました。

実は、理由はそれだけではなく・・・・・・

あることがきっかけで、しばらく活字から離れたかっただけなのです。
ここ数週間は、2日~3日に一度ものすごい量の活字に触れることに。

「なぜ、そんなにも?」と思った方は、4月27日(日)のオープンキャンパスにお越しいただくと、そのナゾがわかります。
(と、しっかりとオープンキャンパスの宣伝をしておいて・・・・・・)

「活字は活字でも、違うものを読めば、気分も変わるのでは?」と思って、
書店に行って、まず目に留まったのがこれ。

現代アートビジネス (アスキー新書 61)現代アートビジネス (アスキー新書 61)
小山 登美夫

アスキー・メディアワークス 2008-04
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日本を代表するギャラリーに一つ、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫さんが、現代アートに関わる、ギャラリスト、アーティスト、コレクター、そして社会・経済全体のあり方に触れています。

「アートはお金にならない」とか、「漠然とした将来の不安」とか
日本の芸大生や美大生の多くは、そういう想いを抱えているはず。

自分なりに、日本や世界のアートの状況を「情報収集・編集」して、その上で、そういう想いを抱くのならまだしも、
大概は「周りが皆そう言っているから・・・・・」ってことが多いんですよね。

まさに、「イメージで語っている」

殻に籠って、情報を遮断して、いろんなことに気付かないようにして。
「だから、仕方ないよね。」って、狭い範囲で慰めあう。

というのは、ナシ!です。

この本では、現代アートのマーケットの状況や今後の在り方などが非常にわかりやすく書かれているので、おススメです。


せっかくなので、以前読んだ本も合わせて紹介しておきます。

金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか
ハンス アビング 山本和弘

grambooks 2007-01-01
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「金と芸術~なぜアーティストは貧乏なのか」

ものすごく、ドキっ!とするタイトルでしょ?

アートのマーケットが日本よりも活況と言われる海外で、どのように考えられているのか気になったので買った本です。

芸術家とそれを取り巻く経済の状況など、興味深い部分がたくさんあります。

視点が違うと、いろいろな意見があるものです。
だから、読書も、いろいろな考え方あるのだから、全部鵜呑みにする必要はないのです。
「こういう考え方もあるんだな」と思うだけでもね。

これも一つの「対話」です。

投稿者:入学広報課 吉田

(よし、ときには真面目なことを書かないと、「アイツは食べ物の話とふざけた話しかしない」と言われてしまうからね・・・・・・)

2008年02月12日

レコメンデーションNo.9

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

大学3年生は、すでに就職活動が本格的に始まっているというのは、
このブログでも何度も紹介しています。

きっと今頃みんな「なぜもっと本を読んでおかなかったのかな」と後悔していると思うんですよね。

「なぜ」って?

就職活動の一番最初の関門は、ほとんど「書類選考」だからです。

そこでは、志望動機や、学生時代に取り組んだこと、自分の性格について、影響を受けたもの・・・・・・など、企業によって、質問は異なりますが、「与えられた質問に文章で答える」ことが求められるのです。

面接であれば、表情や相槌などで補完することもまだ可能ですが、
書類選考は、出されたものがすべて。
そこで、相手に伝えられなければ終わってしまうのです。

文章が書けるようになるには、インプットとアウトプットが必要です。
アウトプットが、文章の書き方を学んで、書く練習をすることであれば、
インプットは、たくさんの文章に触れて、自分の中にそのリズムや書き方を取り入れること
だと思います。

昨日行われた神戸での説明会でもそうでしたが、
「勉強が苦手なんで、芸大・美大なら大丈夫かなと思って」という高校生が結構います。

たしかに入試という手段だけに着目すれば、AO入試や、推薦や一般入試も実技だけでも受験が可能ですので、それでも大丈夫です。
でも、数年先に、避けてきたものが目の前に壁となって現れますよ。

だからこそ、入試という手段の問題はここでは置いておいて、
「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
と繰り返し言っているのです。

習慣や価値観を変えるということは、そんなに易しいものではないとわかっているので、繰り返し言い続けようと思うのでした・・・・・・。

さて、そんなわけで、9回目の今回は、千住博学長の本が上梓されましたので、それを紹介。

美術の核心 (文春新書 614)美術の核心 (文春新書 614)
千住 博

文藝春秋 2008-01
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印象派やルネッサンス、浮世絵、水墨画をはじめ、マンガ、仏像、伊能図、そして現代アートまで。23のテーマに分けて、わかりやすく美術について書かれています。
大学入学を目前にした受験生や高校生の皆さんにも、とてもわかりやすく読める一冊なので、入門書にしてはいかがでしょう。

せっかくなので、これまでに千住博学長が出された本を合わせて紹介しておきます。

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)
千住 博

光文社 2004-05-15
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美は時を超える 千住博の美術の授業 (光文社新書)美は時を超える 千住博の美術の授業 (光文社新書)
千住 博

光文社 2004-12-14
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ニューヨーク美術案内 (光文社新書)ニューヨーク美術案内 (光文社新書)
千住 博

光文社 2005-10-14
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ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)
千住 博

朝日新聞社 2006-10
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投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月31日

レコメンデーションNo.8

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

これまでのレコメンデーションでも、読書のススメをしてきましたが・・・・・・
これは、高校生や受験生の皆さん、そして本学の学生にも「考える力」を身につける一つの手段として、読書をしては?という提案なのです。

以前にもこのブログで紹介しましたが、ある新聞に、全国の大学生にアンケートを取った記事が載っていました。
そこには、「全国の大学生の75%が、『一から十まで全部先生に教えてほしい』と考えている」という内容が。

私は、衝撃的な記事だと思ったのですが、もしかすると、
「えっ?何が問題なの?」と思われる皆さんもいるかもしれないですね。

でも、これって、かなり危険なんですよ。

もちろん、「教わる」というのはすごく大切なことなのです。
しかし、きちんと意識をして気をつけないと、「教えてもらわないと何もできない」という危険すらはらんでいるわけです。

基礎や基本を徹底的に教わることは重要です。
絶対的な量の基本の反復を繰り返して、あるとき「質を変化させる」。
そこからの飛躍に必要なのは、自分で「考えること」なのです。

読書を通して、そこに書かれていることを、著者と自分との距離を近づけたり、少し距離を置いてみたり。そうやって、自分の中で考える訓練をしてほしいと思っています。

今日のおススメはこの4冊。

「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)
高城 剛

宝島社 2007-06
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空間演出デザイン学科の椿昇先生も薦めるこの1冊。
これからの世界の動きを考えたとき、日本人はこのまま自分の国の価値観だけにとらわれて「ひきこもって」いて、良いのか?を考えさせられる1冊です。
大学に進学した先には、この社会が待っています。

そう考えると、気になったのでこれを読みました。

「今のBRICs」がわかる本―ブラジルロシアインド中国 “世界のこれから”は、この4カ国が握っている! (知的生きかた文庫 た 49-1)「今のBRICs」がわかる本―ブラジルロシアインド中国 “世界のこれから”は、この4カ国が握っている! (知的生きかた文庫 た 49-1)
財部 誠一

三笠書房 2007-12
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「BRICs:ブリックス」という言葉を聞いたことがありますか?
Brazil:ブラジル
Russia:ロシア
India:インド
China:中国
s:など
世界の国際ビジネスは、今後数十年でこの4カ国の急激な発展で変化していくと言われています。
日本がひきこもっている間に、国際社会の中で「かつての経済大国」への道を歩んでいるのです。
たとえば昨日のニュースでも中国の食品の問題ばかりが取り上げられますが、イメージでなく、これらの4カ国や世界の動きをもっと情報収集しておく必要があるのかもしれません。

特に、アートやデザインの世界で勝負したいと思っている人は、
ライバルは日本の中だけにいるわけでないということです。

そしたら、もうちょっと気になったので、この本を読みました。

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
スカイライト コンサルティング

英治出版 2005-09-01
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出版されたのが、数年前なので、状況はこの本の内容よりはまた一段と変化していると思いますが、ニューマーケットを知るには参考になる一冊です。

世界を見てから、日本の動きが気になったので、これを。

マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学マネーはこう動く―知識ゼロでわかる実践・経済学
藤巻 健史

光文社 2007-07
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世界経済を見た時に、日本経済が、これからどう動いていくかが書かれています。

芸大生も、政治や経済をもっと学んでみるの良いかもしれません。

と、このように、本を読むと、「あれはどうなんだろう?」と次の疑問や知的欲求が湧いてきます。
それをどんどん広げていってください。


なぜ、こうやっていろいろ言うかというと、
最近、すでに合格している皆さんからもよく問い合わせをいただくのです。

「今何をしたら良いですか?」という質問。

うーん・・・・・・(冒頭に戻って)。
「今自分は何をすべきか?」は、まず自分で考えてみてほしいんだけどな・・・・・・

と思うのですが、シルク・タッチ吉田は、優しい言葉でアドバイスをするのです。
(「シルクタッチ?」先日ある学校の先生に私を形容する言葉として言われました。「いやぁ、吉田さん、なんというか、優しいというか、シルクタッチですね」と。まぁ、事実だから仕方ない・・・・・・)

その優しいアドバイスは、また後日。

投稿者:入学広報課 吉田

学内で、「あの本どうなの?」とは聞かれないのに、
先日の「気なっています」の記事で紹介したSOSORO(ソーソーロ)は「あれってホントはどうなの?」質問ばかりされます・・・・・・。
私の広告マンとしてのセンスがなせる業だから、仕方ないか・・・・・・。

2008年01月23日

レコメンデーションNo.7

雪もちらつく1月も下旬の京都。後期の授業も残りわずかです。
大学では、合評期間といって、各学科の授業の成果を発表する合評を学科・学年を超えて公開する取組を行っています。

さて、そんな中、本日K高校の2年生の皆さんが、大学見学と高大連携の授業に来てくださいました。

本日の授業のテーマは、「ヌード・クロッキー」

高校の授業では、生徒同士で人物のクロッキーは出来ても、
モデルさんを呼んでのデッサンや、ヌードの授業はなかなか難しいですよね。
そこで、11月から始めたクロッキーの授業の集大成として、今日の授業になりました。
080123b.JPG
モデルさんのポーズとポーズの間の休憩中の様子です。
(ポーズ中は、当然写真撮影はできませんからね。)

今日は、クロッキーの授業だったので、
20分(2ポーズ)→10分休憩→20分(2ポーズ)→10分休憩→20分(4ポーズ)という流れで進みました。
モデルさんを描いたことがない皆さんからはよく、
「何時間もずっと同じポーズって大変ですよね」と聴かれることもあります。
実際は、そんなことはなく、休憩しながら行うのです。

だから、ポーズの間の集中力と言ったら、みんなすごかったですね。
10分や5分ごとにポーズが変わるその間に描いていくので、時間を追うごとに皆の集中力が高まっていく様子が伝わってきました。

こういうトレーニングって、すごく意味があるなと改めて実感。
社会全体に、情報が多くなればなるほど、集中するのが難しくなっていますからね。
080123a.JPG
休憩時間の短い間を利用した、木村克朗 美術工芸学科長と、川村悦子先生によるレクチャーの様子。
トイレに行くことも忘れて、皆さん熱心に聞いていました。


仕事を終えて家に帰ると、ちょうどテレビで、

世界バリバリ★バリューが放送中。

今日のテーマは、「三兄弟物語」。
というわけで、千住博 本学学長、千住明さん、千住真理子さんの、「千住3兄弟」の特集が放映されていました。

日本画家の長男・千住博 学長
作曲家の次男・千住明さん
ヴァイオリニストの長女・千住真理子さん

世界で活躍する3兄弟を育てた教育の秘密が・・・・・・

ちょうど良いタイミングなので。
1年前に買った本で、いつかこのブログでも紹介しよう思っていたこの一冊。

千住家の教育白書 (新潮文庫)千住家の教育白書 (新潮文庫)
千住 文子

新潮社 2005-09
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千住博学長のお母様が書かれた本です。

千住鎮雄さん・文子さんご夫妻が、のちに世界で活躍する3人の兄弟を育てた教育の様子について書かれています。

芸術家を育てる過程での、いくつかの言葉は参考になる点も多い一冊です。

このブログを楽しみにしてくださっている、受験生の保護者の皆さん、ぜひご覧ください。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月16日

レコメンデーションNo.6

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

6回目の今日は、いつもと趣向を変えて小説を紹介。

今週末読んだ数冊の中から、この2冊を紹介します。
特に、意味があって手に取ったわけでなかったのですが、読んでみたらこれがなかなか。

まずは、これ。

閉鎖病棟 (新潮文庫)閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木 蓬生

新潮社 1997-05
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精神科医でもある作者による小説。
精神科を舞台に物語は展開されます。

読後は、何とも言えない爽やかさが吹き抜け、心がほんのり温まる一冊です。
とにかく最後まで読み進めてみてください。

続いてはこれ。

床下仙人 (祥伝社文庫)床下仙人 (祥伝社文庫)
原 宏一

祥伝社 2001-01

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「新奇想小説」と銘打たれた、全5編の短編集。
ユーモアに溢れながらも、悲哀を感じさせられ、現在の社会を鋭く風刺している、考えさせられる一冊です。
今から7年前に書かれていることを思うと、当時から的確に2008年の現在の社会の問題を捉えているのに驚かされます。
「派遣社長」という話では、物語の舞台がデザイン会社。
デザインの世界に対する風刺も織り交ぜられており、芸大・美大を目指す人には興味深い内容かもしれません。
内容が難しく感じられたかもしれませんが、読みやすい一冊なので、ご安心を。

これまでテキスト的な本を紹介することが多かったのですが、今回は小説を紹介してみました。
週末読書をしながら思ったのは、
「小説は、他の人の世界を一緒に旅して時間を共有することができるもの」だということ。
一冊読み終えたとき、物語の中で登場人物の時間を1年、10年、50年と一緒に旅している。
でも、時計を見ると自分の時間は、1時間~2時間しか経っていないと、どこか得した気分がするんですよね。

アートの世界も、デザインの世界も、そうやって自分だけの時間ではなく、人の時間も共有することから見つかるものもきっと多いと思います。
ねっ?「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」でしょ?

投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月11日

レコメンデーションNo.5

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

今日は、大学入試センター利用入試一般前期入試も、間近に迫っているので、この2冊を紹介しましょう。

まずは、茂木健一郎 客員教授のこの1冊。

脳を活かす勉強法脳を活かす勉強法
茂木 健一郎

PHP研究所 2007-12-04
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タイトルだけ見ると、一見「勉強法」の本のように思われますが、
オススメの理由は、単なる勉強法の本ではなく、脳のメカニズムがよくわかるからです。

脳科学者としての視点から書かれており、非常にわかりやすい本です。

ドーパミンの効果について理解すると、なぜ勉強が好きになるか、得意になるかがよく理解できます。
年末年始に、ずっと4歳と5歳の甥っ子達に勉強を教えていたのですが、
ちょうどそのときにこの本に出会いました。
すると、「できるようになる!」という瞬間を、脳のメカニズムから紐解くことができるのです。

この本の中でも、茂木先生は、「読書の重要性」について説いていらっしゃいます。
国語力や読解力は、勉強や仕事の基本となる。
その力をつけるには、読書が一番。しかも、膨大な量の読書をこなすこと。

ねっ?「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」でしょ?

その他にも、「セキュア」と「チャレンジング」のポートフォリオが重要であること、などためになる内容が多い1冊です。

続いては、一般入試で「国語・英語」を受ける人のために、この1冊。

ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)
大西 泰斗

日本放送出版協会 2005-12
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有名な本なので、知っている方もたくさんいらっしゃると思います。
タイトル通り、これまでの英語教育には少なかった、英文法を肌感覚で理解できる一冊です。
本学の英語の授業を担当されている勝山久里先生も推薦の1冊です。

投稿者:入学広報課 吉田

2008年01月05日

レコメンデーションNo.4

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
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今日は、広告の世界を目指したいと思っている皆さんにおススメの4冊。

まずは、京都広告塾でのレクチャーをまとめた、「巧告」「考告」「効告」の3冊

巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること巧告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
京都広告塾

インプレスジャパン 2007-08-09
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考告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること考告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
京都広告塾

インプレスジャパン 2007-09-19
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効告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること効告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること
京都広告塾

インプレスジャパン 2007-11-09
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皆さんが一度は見たことがある、CM等を手がけたアートディレクターやコピーライター、クリエイティブディレクターの方が、これまでの仕事を題材に、「広告とは何か?」を語っています。

続いては、「コピー」を勉強したい人におススメ。

広告コピーってこう書くんだ!読本広告コピーってこう書くんだ!読本
谷山 雅計

宣伝会議 2007-09-15
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これらの4冊は、実際に広告業界で活躍してきた人たちの言葉をまとめた本です。

これを読めば、「広告はちゃんと考えながら作られている」ということに気がつくはずです。
高校生だけでなく、大学生や社会に出ている人と話をしても、こういう業界は「才能や感性がある人」で成り立っていると思われがちです。
「どこか別世界の人がやっている」という印象なんですよね。
ところが、そんな雲を掴むようなイメージで、大学で何を学びますか?
ただ漠然と「才能や感性を磨く」というのは、非常に危険なのです。

これらの本を読めば、「考えないといけない」ということに気がつくはずです。
決して自分が作りたいものを作るという、一人よがりではダメ。
社会にあるものをしっかり観察して、対象となる人を具体的にイメージをして、自分の提供するもので社会をどう変化させようとするのかを、非常に論理的に組み立てる必要があるのです。

一言で言うと、「勉強(情報収集→編集)が嫌いな人は、広告の仕事はできない」ということです。

ねっ?「芸大生こそ、読書をしよう!」でしょ?

投稿者:入学広報課 吉田

2007年12月31日

今年一年の感謝をこめて

さて、いよいよ2007年も、本日を残すこととなりました。
大晦日です。

このブログは、京都造形芸術大学を目指す受験生の方が、主な対象ですから、
「あぁ、もう1年経ったのか、早いなぁ・・・・・・」
と思うことは、まだあまりないですよね、きっと。

これが、歳を重ねるとその思いが強くなるので、不思議なものです。
(と言っても、このブログ、受験生の保護者の皆さんや高校の先生方、うちの在学生、在学生の保護者の皆さん、教職員や、あの長澤ま○みさんも見ているので、同じ心境かもしれませんが・・・・・最後のは希望です。しまった!最後の最後で、今年話題の「偽装」になってしまった。「偽装」ではなく、「妄想」ですので、あしからず

今年の2月28日にスタートした、京都造形芸術大学BLOG
おかげさまで、毎日たくさんの皆さんに見ていただけてうれしい限りです。
「365日更新!」と大見得切って始めたので、GWも、お盆も、海外出張時も、年末年始も、デートの最中でも、こうやって書き続けているわけです(え~最後のも「偽装」ではありません)。
これも、「楽しみにしています」と読んでいただいている皆さんのおかげです。
今年一年読んでいただき、感謝しています。
ありがとうございます!

さて、大晦日と言えば、NHK紅白歌合戦をはじめ、たくさんのテレビ番組がありますね。

紅白歌合戦で、私が注目しているのは、
もちろん、AKB48
秋元康副学長が総合プロデュースをしており、デビュー当時から本学「秋元ゼミ」の学生が衣装デザインを担当してきました。
今日は、どんな衣装で登場してくれるのか、楽しみですね。
あとは、このブログのレコメンデーションでも紹介した、馬場俊英さん。

年末年始は、そうやってテレビを見て、横になって、食べて、横になって、テレビを見て・・・・・・を繰り返してしまいがちなので、

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)

任天堂 2007-12-01

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買っちゃいました!「Wiiフィット&バランスWiiボード」

いや、これすごいですよ。
まず驚いたのは、体重が量れること。
いわば、コントローラなのに、体重まで量れるのか!?とそこから驚き、
バランスゲーム、ヨガ、筋トレなどもいい加減ではなく、ちゃんと重心の位置なども気をつけながら、でも楽しんでトレーニングできるのです。
しかも、有酸素運動まであって、ジョギングとかあるのです。
(どうやってやるかは、買ってからのお楽しみということで)

こうやって、次々といろいろな発想を形にしていける技術の進歩には目を見張ります。
しかし、これも「社会では何が求められているのか?」をしっかりとマーケティングし、分析を重ねて生まれる発想力を活かした仕事です
ここにも、まさに「デザイン」の発想が活きているのです。

まぁ、この分析をするために、研究材料として買ったのですがね。

2007年と言えば、ビリーズ・ブート・キャンプも流行りましたから。
(大見得切って、10日で隊を抜け出した人もここにいますけどね・・・・・・まぁ、あれも分析の研究材料として買ったのですがね。)

と、冗談も織り交ぜながらお送りしてきました、
ホントは真面目な、京都造形芸術大学BLOG。
2008年もよろしくお願いいたします(元旦も同じこと書きますけど)。

投稿者:入学広報課 吉田

2007年12月28日

レコメンデーションNo.2

「芸大生(を目指す人も)こそ、読書をしよう!」
を合言葉にお送りしています、京都造形芸術大学ブログの「レコメンデーション」。

「本を買うのをちょっと躊躇っちゃうな」と思う人いますよね。

自分の将来への投資のつもりで、本はぜひ買ってください。
自分一人が人生の中で経験できることは、ある程度の時間的な限界があります。
しかし、読書をすれば、他の人の経験を自分の中に取り込むことができます。

もちろん、読書だけで実践がなければダメですし、書かれてあることを鵜呑みにするのもよくありません。
でも、それを詭弁にして読書から逃げるのはやめましょうね。

さて、第2回目の今日は、一見「芸術と何が関係があるの?」と思われるかもしれません。

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)
田嶋 幸三

光文社 2007-11-16
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この本では、日本サッカーの未来をいかに築いていくかが書かれています。
しかしっ!これを「サッカーの本でしょ?」と思っていてはいけません。

この本では、「自分のプレーについて、自分で論理的に説明ができること」を求めています。
今蹴ったボールは、自分のチームの選手がこう動いて、相手チームがこう動いていたから、このスペースに対して、次の攻撃をこう展開するために蹴った・・・・・・
と自分が論理的に考えながら、意図をもってプレーする必要があるというわけです。

まさに、「説明責任」

12月27日の記事でも書きましたが、明確な意図を持ってプレーする必要があるのです。
練習やトレーニングもそう。
何も考えず、漫然とするのは、最低なのです。

それで成功できるのは、「一握りの天才」(言葉を悪くすれば、異世界の人)だけです。

これは、アートやデザインでも同様だと思います。
「考える」ことがどれだけ重要かを意識する必要があります。
そして、それを第三者にきちんと説明できること。

日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018) (アスキー新書 18)日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 018) (アスキー新書 18)
湯浅 健二

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サッカーから導き出す、ビジネス論でいえば、この本。

日本人って本当にシュートを打たないですよね。
椿昇先生と話をしているときも、この話題が上りました。
さきのワールドカップもそう。「あぁ、そこはシュートでしょ、柳○さん・・・・・・」。

実は、この気質は何もサッカーだけではなく、多くの場面で見られるのです。
それを考えるには最適です。

皆さんはぜひ「シュートを打てる日本人」になってくださいね。

こういう話をすると、よく、芸術は芸術、経済は経済、スポーツはスポーツ・・・・・・と、
それぞれの個別の領域に分けて捉える人も多いですよね。
「それは、自分のやっていることと関係ないし」と)
しかし、世の中の多くは、「共通項」がたくさんあるのです。

逆を言えば、視野を狭くするのではなく、多分野からいかに多くの共通項を導き出せるかが重要なのです。

そんな人のほうが、強いと思いません?

そう、だから「芸大生こそ、読書をしよう!」なのです。

投稿者:入学広報課 吉田

2007年12月25日

レコメンデーションNo.1

Merry Christmas!

この1ヵ月、全然、年末の雰囲気がしなかったのですが、
さすがにクリスマスの雰囲気が街に溢れ、テレビにも流れてくると、いよいよ年の瀬って感じがしますね。

といっても、私は明日も出張で、今日も別件(お休み)で京都を離れているので、まだまだ年末の雰囲気がしないのです。

話変わって、このブログの中で何度か読書のススメをしていたのですが、最近
「おススメの本があれば教えてください!」と言われることもあったので、

「芸大生のみんな(を目指すみんなも)、読書をしよう!」
と、「京都造形芸術大学BLOG」は積極的に読書の啓蒙活動を推進していこうと思うのです。

そんなわけで、「レコメンデーション(recommendation)」新連載スタートです。

なぜ、読書を勧めているかと言うと・・・・・・
それはまた今度ゆっくり書きます。
(「おいっ」って言われても、今から電車に乗らなければいけないもので)

今日お薦めするのは、この3冊。
(ちょっと勉強したいことがあって、昨日一気に読み返しました)

芸術(アート)のグランドデザイン芸術(アート)のグランドデザイン
山口 裕美

弘文堂 2006-12-25
売り上げランキング : 108877

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これは、以前から持っていたのですが、「芸術」を学ぼうとする人には、おススメです。
椿昇先生(空間演出デザイン学科長)や、姉妹校の宮島達男先生(東北芸術工科大学副学長)を始め、アーティストやメセナ活動に携わる企業の人と著者の山口裕美さんとの対談です。

椿先生の部分では、「なるほど」という点が多々あります。

で、その「芸術(アート)のグランドデザイン」にも紹介されているのがこれ。

アート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティアート戦略都市 EU・日本のクリエイティブシティ
吉本 光宏

鹿島出版会 2006-05-18
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芸術(アート)の持つ創造性を活かした都市づくりに成功したEUの都市の事例がいくつか紹介されています。
自分の作品を作ることだけで完結するのではなく、アーティストが社会に対して果たす役割。その可能性を感じることができる一冊です。
作品づくりだけでなく、その延長線上に都市づくりがあり、それは「創造性」という点では何も変わらない。あとは普段からいかにその意識を持ち続けていくかということが大切です。

そのためには、視点を変える必要があり、そのためも読書などで情報収集→編集をし、自分の視野を広げることが大切なのです。
この本の中にも、椿昇先生が登場します。

そして、それを読んでいたら、アメリカの事例も気になったので。

衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり衰退を克服したアメリカ中小都市のまちづくり
服部 圭郎

学芸出版社 2007-12

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これは「アートの」というより、日本も抱えている中小都市(人口5万~20万人)の衰退に対してどういう施策が考えられるかのヒントになる一冊です。
環境デザイン学科や空間演出デザイン学科を希望する皆さんに、特におススメです。

「芸術大学に行っても、仕事にならないんじゃ・・・・・・」
ってよく言われますが、その一因はやはり視野の狭さから来るのかもしれません。
言葉を換えると、自分で限界設定をしているということ。

普段から意識をして、情報収集→編集をして、それに対して自分がどう提案していくのかを常に模索していけば、芸大生の持つ「創造力+想像力」はきっと武器になります。

要は、意識の持ち方一つです。

本ばかりも何なので、以前このブログでも紹介した馬場俊英さんのCDを紹介。

青春映画が好きだった青春映画が好きだった
馬場俊英 五十嵐宏治 渡辺剛

FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC(PC)(M) 2007-09-19

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この中の「スタートライン~新しい風」がおススメ。
学生に紹介したら、結構評判だったのです。

大晦日の紅白歌合戦にも、秋元康副学長総合プロデュースのAKB48と共に、初出場が決まったので、ぜひご覧ください。

投稿者:入学広報課 吉田

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