今日は、実家で餅つきを甥っ子たちとしていました。
さて、年末ですが、コミュニケーション入学とプレゼンテーション入学で合格した皆さんの一部に今日は苦言を。
京都造形芸術大学では、コミュニケーション入学とプレゼンテーション入学という2つのアドミッションオフィス型の入試を実施しています。
いわゆるAO入試ですね。
ただ、AO入試というと、形だけの面接をするだけの入試と思われがちですが、
京都造形芸術大学のAO入試がそうではないというのは、受けた皆さんならわかるはずです。
2日間本学の学生になってもらい、希望のコースの授業を実際に受け、その中で出される課題に取組むコミュニケーション入学。
4月に出された課題に取組んで、それを持参し、教員に作品やその過程について述べるプレゼンテーション入学。
だから、簡単に合格できる入試ではないということも、
苦い経験をして、その後の入試にチャレンジしている皆さんは肌で感じているはずです。
そして、このコミュニケーション入学とプレゼンテーション入学で合格しても、
それで終わりではありません。
「入学前学習プログラム」と言って、
各コースから、合格者の皆さんに、入学するまでの間にいくつもの課題が出されています。
なぜそれを出しているか?
それは、早くに合格を出して、「はい、後は4月までご自由に」と放っておくことが、
こららの入試の趣旨ではないからです。
「限られた時間内で行う筆記試験では評価できない様々な力を評価したい」というのがこの趣旨です。
この評価軸があるというのは、私は良いことだと思っています。
ただ、早くに合格するので、4月に入学するまでつい気が緩んでしまうという弊害があることも事実。
そこで、京都造形芸術大学では、導入当初から、「入学前学習プログラム」を用意し、
合格して勉強をやめるのではなく、入学まで高い目標に向かって学習を続けてもらいたいと思ってきました。
という前置きを、合格者以外の高校生や受験生の皆さんのために書いておいて。
さて、そこで冒頭に戻って、今日は「苦言」。
先日、「吉田さん、これどう思いますか?」と、
いくつかのコースに提出された入学前学習プログラムの課題を見せられました。
愕然としました。
もちろん、全員ではありませんが、
明らかに、その場しのぎで課題をこなして提出している人が結構いました。
どれぐらい時間をかけてその課題に取組んだかは、見たらわかります。
「とにかく形だけやって出しておこう」という姿勢が感じられる提出物がいくつかありました。
そういった課題には、「不合格・再提出」を出しています。
ただ、コースの先生が「合格」を出している課題の中にも、
私だったら、「再提出」にする課題もたくさんありました。
思い当たる皆さんは、もう一度自分を省みてください。
合格したとき、「大学に入ったら自分の夢に向かってがんばろう!」と思ったはずです。
そのときの熱い気持ちを、今も同じように持っていますか?
緊張感がなくなると、ラクなほうに走りがちなのは、人は誰でも同じです。
だから、そこに高い意識を持って、厳しい方を選択することも必要です。
そう言うと、「高校の授業や行事で忙しくて、課題をやる時間がなかったんです」という人もいます。
それはよくわかります。
ただ、ちょっと冷静に考えてみてください。
まだ、年明けの大学入試センター試験や一般入試に向けて、勉強を続けている同級生が、皆さんの周りにもきっといますよね。
その人達は、「高校の授業や行事が忙しいので、受験勉強をやる時間がなかったんです」と言いますか?
与えられている状況は、何も変わらないし、一日の時間も同じでしょ?
それは、課題の出来ていないことに対する言い訳にしかなりません。
AO入試をすると、
「早い時期に合格を出して、生徒のモチベーションが下がって、レベルが低下する」と言われることもあります。
それがわかっているから、入学前学習プログラムを実施し、問題解決を図ると、
「課題が厳しすぎて、負担が大きい」と言われます。
ねっ?極端に両方の立場からの意見だけで語りすぎなのです。
なぜそれを実施しているのか、もう一度考えてみてください。
そして、厳しい意見を言うと、
この入学前学習プログラムをきっちりやっていた人は、入学してからも各コースのリーダーとなってがんばっています。
逆に、提出期限を破ったり、提出物もいい加減だった人は、入学してから、「残念な」ことになっています。
一度緩むと、それを入学して取り戻すのは難しいのです。
同じ状況を与えられても、受け止め方で結果は全く変わってきます。
どちらを選択するかは、皆さん次第です。
もう一度考えてみよう。
それは、課題の出ない、公募制推薦入試の合格者の皆さんも同じです。
そして、まだこれまで結果が出なかった皆さんや、
年明けの入試に向けてがんばっている皆さんは、
「入学したら見てろ~!」という意気込みで、この時期を乗り越えてください。
年末だけど、編集長は皆のことを想って、あえて厳しく書きました。
投稿者:入学広報課 吉田